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国立研究開発法人 土木研究所構造物メンテナンス研究センター
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橋ものがたり

東北地方太平洋沖地震被災橋梁調査

UJNR作業部会G(橋梁ワークショップ)
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地震への備え
劣化に対する備えとともに、わが国の場合には地震への備えも重要です。わが国は世界でも有数の地震国であり、道路橋では、大正12年の関東地震を契機として具体的な耐震設計が行われるようになりました。その後も昭和39年の新潟地震、昭和53年の宮城県沖地震、平成7年の兵庫県南部地震等による震災経験を踏まえ、耐震設計基準が順次強化されてきています。古い時代の基準で設計された道路橋についても、路線の重要度、構造特性等の観点から優先度を評価しながら、順次耐震補強の対策が進められています。
 
耐震補強対策のこれまでの経緯
道路橋は一旦落橋のような大被害が生じると迅速な復旧が難しく、社会的な影響が大きくなることから、平成7年の兵庫県南部地震以後の道路施設の耐震補強では、特に緊急度の高い橋梁(複断面区間の橋梁、跨線橋、跨道橋等)が優先されてきました。また、構造的な観点からは、兵庫県南部地震により落橋に至った橋の被災分析等に基づき、古い基準で設計された橋脚躯体の補強や落橋防止対策が優先されます。具体的にはRC橋脚に対する鋼板巻立て工法や鉄筋コンクリート巻立て工法による補強やけたかかり長の確保、落橋防止構造の設置が主として行われています。

その一方で、東海、東南海、南海地震等の大規模な地震の切迫性が指摘されており、耐震補強対策がまだなされていない橋への対応が急務であります。地震直後の復旧活動に必要な広域的な道路ネットワークが機能するように、優先的に確保すべき経路を選定し、その区間に対しては甚大な被害を防止し、最低限必要な交通機能を確保できるように耐震補強を実施するということも求められています。
 
緊急輸送道路の橋梁耐震補強3箇年プログラムの実施
国土交通省では、平成17年から緊急輸送道路の橋梁耐震補強3箇年プログラムが実施されています。このプログラムの目的は、高速道路上の橋梁およびプログラムの対象となる一般道上の橋梁に対して、兵庫県南部地震と同程度の地震動に対しても落橋等の甚大な被害を防止し、緊急輸送道路としての機能を確保すること、また、早急に耐震補強を進めることです。国土交通省HP(道路、新幹線の橋梁の耐震補強の推進について)

設計基準に示される標準的な設計法は、被害事例のみならず実験や数値解析等により得られた知見を総合的に判断して策定されているものですが、プログラムにおいて耐震補強を実施する橋梁、補強部材、補強項目については、兵庫県南部地震など、これまでの地震において落橋に至るような甚大な被害をもたらした致命的な破壊形態とならないようにする対策を優先し、対象とする橋や補強を行う部位を特に絞り込むことで、スピード感を持って耐震補強が行われています。
 
耐震補強工法への研究成果の反映
緊急輸送道路の橋梁耐震補強3箇年プログラムで行われた耐震補強工法も含めて、現場で用いられている耐震補強工法は、シーザーの前身のひとつである、土木研究所耐震研究グループの研究成果が反映されています。

災害脆弱国家としないためにシーザーが行っている研究についてはこちらでご覧下さい。
1995年兵庫県南部地震による橋梁の被害
 
(1)既往の地震による被害事例
被害事例1  昭和55年道路橋示方書よりも古い基準を適用した鉄筋コンクリート製単柱橋脚の甚大な被害例(1995年兵庫県南部地震)
 
被害事例2  昭和55年道路橋示方書よりも古い基準を適用した鋼製単柱橋脚の甚大な被害例(1995年兵庫県南部地震)
 
被害事例3  昭和55年道路橋示方書よりも古い基準を適用した鉄筋コンクリート製単柱橋脚以外(壁式橋脚・ラーメン橋脚)の甚大な被害例(1995年兵庫県南部地震)
甚大な被害を受けたのはいずれも連続橋の固定橋脚
 
被害事例4  単純桁橋・ゲルバー桁橋の甚大な被害例)
単純桁形式の高架橋の落橋(1995年兵庫県南部地震) ゲルバー桁橋の落橋(1978年宮城県沖地震)
 
被害事例5  流動化等の影響による甚大な被害例
液状化・流動化による落橋(1964年新潟地震) 流動化による橋脚基礎の変位(1995年兵庫県南部地震)
 
被害事例6  斜橋・曲線橋の甚大な被害例
斜橋の落橋(1995年兵庫県南部地震) 曲線橋の落橋(1995年兵庫県南部地震)
 
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