ICHARM -- The International Centre for Water Hazard and Risk Management

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2009-2010「防災政策プログラム 水災害リスクマネジメントコース」終了

政策研究大学院大学正門前で集合写真
政策研究大学院大学構内での集合写真(2010年9月16日)
(前列左3人目からJayawardena教授(ICHARM)、森地教授(GRIPS)、岡崎教授(GRIPS)、
竹内教授(ICHARM)、田中教授(ICHARM))

ICHARMは、2009年9月28日から2010年9月18日まで約1年間、(独)国際協力機構(JICA)および政策研究大学大学院大学(GRIPS)と連携し、修士課程『防災政策プログラム 水災害リスクマネジメントコース』(JICA研修「洪水関連災害防災専門家育成」)を実施しました。

本コースの特徴としては、
・途上国の公的機関の防災担当者と共に修学でき、人的ネットワーク形成に役立てることが出来る
・学生が自国で実際に抱えている問題の解決策を提案できる能力を向上させる『課題解決型』プログラムである
・1年で修士号を取得できる
・『理論より実務』を重視する
ことなどが挙げられます。

当初13名の学生でスタートしましたが、スリランカから来日したBOGAHAPITIYA GAMAGE Samantha Kumara氏(スリランカ)は、家庭の事情により研修途中(2009年12月)でやむなく帰国したため、最終的には、学生12人(中国1名、バングラデシュ2名、インドネシア3名、エチオピア1名、ミャンマー1名、日本1名、スリランカ1名、タイ1名、フィリピン1名)が無事に審査に合格して『修士(防災政策)』の学位を取得し、本国へ帰国しました。

学生の中でも、Partha Pratim Saha氏(バングラデシュ)とSomchit Amnatsan氏(タイ)の2名は、9月の水文・水資源学会において口頭発表を行うことができ、本コースの成果と言えます。またPatha氏は、防災政策プログラム全学生中で最優秀の成績でGRIPSから表彰され、Somchit氏はGRIPS・土木研究所から“Best Research Award”を、ICHARMから“ICHARM Sontoku Award”を受賞するなど、2名の活躍が際だちました。

詳細な実施報告については、土木研究所資料第4182号をご覧ください。


水文水資源学会で発表を行うSomchit氏


大山学部長(GRIPS)から表彰状を受け取るPartha氏

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