The Newton Apple Tree |
季刊 ・ 第15号 | 土木研究所 新潟試験所 |
2000年 11月発行 | Niigata Experimental Laboratory , Public Works Research Institute |
■「第39回日本地すべり学会研究発表会」において発表 去る8月29日 から30日までの 2日間にわたり、 第39回日本地す べり学会研究発 表会が神戸市の 神戸国際会議場 において開催さ
れました。発表 会では、一般セッションにおいて 101課題、特別セッションにおいて68課題の研究発表が行われました。 ■(社)日本雪氷学会全国大会参加 日本雪氷学会全国大会が10月1日から5日に開催され、竹内研究員が「妙高・幕の沢における雪崩発生と気象・積雪観測」のポスター発表をしました。今年は、「雪は天から送られた手紙である」という有名な言葉を残した、中谷宇吉郎博士の生誕百年を記念し、博士の出身地である石川県加賀市において行われました。中谷宇吉郎は世界で初めて人工的に雪結晶を作り出し、「中谷ダイヤグラム」を完成させたのをはじめ、今日の日本の雪氷学の基礎となる多くの業績を残しました。 ■Debris-covered Glacier(堆積物に覆われた 氷河)に関する国際ワークショップ参加 国際水文科学会の国際雪氷委員会主催の標記ワークショップが、アメリカのシアトルにおいて9月13日から16日に行われました。アメリカ、カナダ、イギリス、ネパール、日本等から60名余りの参加者があり、竹内研究員が「ネパールヒマラヤ・クンブー氷河における裸氷と堆積物の熱収支特性」について発表しました。発表内容は、氷河堆積物が熱収支や融解に及ぼす影響、氷河の流動や内部構造、氷河の変動と気候との関係、氷河湖の形成や決壊洪水など 多岐にわたりま した。ワークシ ョップ最終日に は、レニア山 ・ Emmons氷河への 見学会(写真) が行われました。 ■砂防研究報告会参加 去る9月27日から28日までの2日間にわたり、第13回砂防研究報告会がつくば市の科学技術庁研究交流センタ−において開催され、当試験所からは5名が参加しました。 |