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NEL News
新潟試験所ニュース
季刊 ・ 第18号 土木研究所 新潟試験所
2001年 8月発行 Niigata Experimental Laboratory , Public Works Research Institute


トピックス

■「防災に関する講演会」並びに「施設見学会」を開催

 5月8日新潟試験所において、平成9年から11年までの2年間にわたり、ネパール王国において長期派遣専門家として「ネパール自然災害軽減支援プロジュクト」に携わり、多くのネパール人技術者の育成などに携われた弘前大学助教授檜垣大介氏を講師としてお招きし「ヒマラヤの災害と国際協力」と題して講演会を行いました。講演会には近隣の官公庁等の職員も合わせ30名程が参加しました。また、講演会終了後新潟試験所の施設見学も行い、日頃当試験所で研究している内容について理解を深めていただきました。

■平成13年度砂防学会において発表

 5月16日〜18日の3日間にわたり山口市において平成13年度砂防学会総会・研究発表会が行われ、試験所から2名が参加し、井良沢が北陸地方整備局在勤中に行った「災害復旧対策機材の開発について」「防災用大型ラジコンヘリコプターの開発」、秋山が「動態観測による雪崩調査」を発表しました。

■日本雪氷学会で発表

 5月30日に日本雪氷学会総会および研究発表会が東京の日本化学会館で行われ、当所から秋山・竹内が参加しました。雪氷スペシャルセッション−雪崩−と題し雪崩に関する内容が中心で、秋山が「振動計を利用した雪崩の自動観測システムについて」、竹内が「デジタル式荷重測定器を利用した積雪の硬度測定」を発表しました。また、特別発表として 平成12年3月27日に岐阜県上宝村で発生した雪崩災害関連で3題の発表がありました。

■JICA研修生来所

 国際協力事業団(JICA)の火山砂防工学研修生5名が、5月9日から10日にかけて新潟試験所を訪れました。研修生は、中国、インドネシア、ホンデュラス、フィリピンの各国から来日された大学の講師や政府機関の技術者です。

 研修では、9日に井良沢所長による新潟試験所における光ファイバセンサを用いた最新の研究や施設 の紹介と、新井市平丸の地すべり防止工法の説明を行いました。また、翌10日には、新潟試験所で綱木上席研究員による地すべり防止工事の講義が行われました。

■北陸地方整備局管内研究発表会

 7月17日〜18日の2日間にわたり、平成13年度北陸地方整備局管内技術研究会が、メルパルクNIIGATAにおいて開催されました。研究会では、全120課題の発表が行われ、当試験所からは「積雪に起因する土砂生産と砂防計画調査」(井良沢)、「非塩化物型凍結防止剤を用いた現地実証試験」(林)、「光ファイバセンサを用いた地すべり調査、維持・管理方法に関する検討」(吉田)、「ITVを利用した雪崩観測システムによる雪崩調査について」(秋山)、「地下水排除施設機能低下に関する調査検討」(安藤)の5課題を発表しました。なお、発表後の表彰式では、吉田と安藤の発表が「優秀賞」の表彰を受けました。

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