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NEL News
新潟試験所ニュース
季刊 ・ 第19号 土木研究所 新潟試験所
2001年 11月発行 Niigata Experimental Laboratory , Public Works Research Institute


トピックス

■雪崩に関する国際会議

 標記の国際会議 がロシアのキロフ スクにおいて、9 月3〜7日に行な われました。参加 者は15カ国から50 名ほどで、日本か らは4名が参加し 6件の発表を行いました。当試験所からは竹内が参加をし、「Avalanche detection andmeteorological observation at Makunosawavalley in Myoko, Japan」を発表しました。 開催地のキロフスクは、雪崩安全センターが日本よりはるかに早い1930年代から人工雪崩実験などの研究を行なってきた雪崩研究の歴史ある町です。発表は、雪崩の発生予測、検知、制御や雪泥流、積雪構造など多岐にわたりました。

■第40回日本地すべり学会研究発表会

 8月28日から31日にかけて、地すべり学会が前橋市で開催されました。新潟試験所からは、「光ファイバセンサを用いた調査・計測方法に関する検討(その1)」吉田、「同上(その2)」井良沢、「第三紀層地すべりの発生機構」丸山、「地表水・地下水排除施設の施工後における問題点」安藤がそれぞれ日頃の研究成果について発表しました。

■雪工学会上信越支部施設見学会

 9月14日に雪工学会上信越支部の現地研究会が行われ、新潟試験所内の施設のほか、平成12年度に整備した能生町の雪崩観測システムと雪崩資料館、牧村の沖見地すべり試験地の施設と板倉町の地すべり資料館の見学を行いました。

■国際ワークショップ「21世紀最初の大雪を経験して」

 9月20〜21日に長岡市において、防災科学技術研究所長岡雪氷防災研究所の主催で標記ワークショップが開催され、モンゴル、ロシアや国内各自治体から雪や低温による被害や対策の事例紹介がありました。当試験所からは「妙高・幕の沢において検知した雪崩の発生時気象条件(竹内)」を紹介しました。

■日本雪氷学会全国大会

 10月2日〜4日にかけて帯広市において、雪氷学会全国大会が行われました。ポスター発表では「地震計で捉えた妙高・幕の沢における乾雪表層雪崩(竹内)」、「雪崩震動を利用した雪崩観測システム(秋山)」の2題を、口頭発表では「動態観測による雪崩の発生状況(秋山)」の1題を発表しました。

■あらい雪シンポジウム開催

 10月10日に新井市、日本雪工学会上信越支部の主催で標記シンポジウムが開催され、約350名の市民や関係者が参加し盛大に行われました。当試験所の武士所長が「これからの中山間地域を考える」というセッションで司会を務めました。

■台湾地すべり研修の研修員が来所

  10月10日、台湾 経済部中央地質調査所一行3名が、 「斜面災害防止と データベースの構築技術」の研修のため新潟試験所を 訪れました。
 当試験所では、研究の紹介と研究施設の視察をして、その後、猿供養寺地すべり試験地及び地すべり資料館、名立崩れ(1751年高田大地震で発生)、沖見地すべり試験地の順で視察をしました。名立崩れでは、1999年9月に台湾集集地震により大規模な地すべりが発生したこともあり、非常に興味深く現地の状況を観察しておりました。

■第24回日本道路会議

 10月17日〜19日の3日間にわたり、第24回日本道路会議が東京国際フォーラムにおいて開催されました。会議では一般論文が10の重点テーマに分かれ、全体で684編の発表がありました。試験所からは林が維持管理部会の冬期道路管理部門で、「非塩化物型凍結防止剤を用いた現地実証試験」と題して、平成12年度に新井市道で実施した7種類の新型凍結防止剤散布効果結果について発表しました。

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