■小嶋研究員表彰される

　小嶋研究員が、国土交通省新道路五箇年計画に関する個別研究で道路新技術会議委員長より表彰されました。表彰理由は、旧土研急傾斜地崩壊研究室に在職中個別研究課題「岩盤崩壊のモニタリング技術」における、岩盤変位観測手法の提案及び岩盤崩壊に繋がる累積変位モニタリング手法の開発に大きく貢献したことです。

■新井砂防事務所防災講演会

　9月1日の防災の日に、県職員および市町村職員に対する防災講演会が新潟県新井砂防事務所（新潟県新井市）において同事務所主催で開催されました。この講演会では武士所長が「危機管理への対応」と題し、自身の国土庁防災局（現内閣府防災担当）や国土交通省河川局災害査定官勤務時の経験を交え講演を行いました。

■中国水利人材養成プロジェクト訪日研修生来所

　国際協力事業団（JICA）の中国水利人材養成プロジェクトの一環として研修生が、9月16日から17日にかけて新潟試験所に来所されました。研修生の李智広博士は、水利部水土保持観測センターの観測処副処長です。研修では、丸山主任研究員が、新潟試験所の研究及び研究施設の紹介、地すべり調査計測器の説明、沖見及び猿供養寺地すべり、地すべり資料館の案内を行いました。

■地すべり学会

　8月20日から21日に富山市において、第42回日本地すべり学会研究発表会が開催され、丸山が「泥岩地帯における地すべり地塊の風化に関する検討」、吉田が「改良した温度検層器と模型実験結果」、小嶋が「斜面のアンカー施工による振動特性変化の予備検討」と題して発表しました。

■雪と道路の研究発表会（北陸ブロック）

　9月17日に標記発表会が新潟市で開催され、小林が「凍結防止剤の開発および効率的利用に関する試験調査」の題目で発表しました。この他に、冬期道路管理、地中熱利用による融雪施設、除雪機械の開発、冬期バリアフリー、除雪ボランティアに関するものなどの発表があり、会場の約120人の参加者から多くの意見、質問が出されておりました。

■日本雪氷学会全国大会

　10月7日から10日に上越市において2003年度日本雪氷学会全国大会が開催され､武士が｢効率的な凍結防止剤散布に関する調査｣､秋山が｢雪崩震動を利用した雪崩自動観測システム(3)｣とポスター発表で計4題発表しました。地元高田高校の生徒が見学に来られるなどポスターの前で活発な意見交換行われておりました。