土木研究所を知る

理事長挨拶

国立研究開発法人土木研究所理事長西川和廣

 このたび4月1日付けで国立研究開発法人土木研究所理事長に就任いたしました西川和廣です。どうぞよろしくお願いいたします。

 国立研究開発法人土木研究所は、大正10年に設置された内務省土木局道路材料試験所及び昭和12年に設置された内務省北海道庁土木部試験室を母体としており、 平成29年度には、内務省土木局道路材料試験所から創立95周年,内務省北海道庁土木部試験室から創立80周年を迎えます。この間、多くの土木技術開発や新しい土木技術の普及に力を注ぎ、 台風や地震など多くの災害が発生しやすい我が国において、安全の確保だけでなく経済発展にも資する多くの土木構造物の設計・施工・維持管理の技術的な側面を支えてきました。

 平成28年度から平成33年度までの6年間は、国土交通大臣及び農林水産大臣から指示された第4期中長期目標に基づき、

  1. 安全・安心な社会の実現
  2. 社会資本の戦略的な維持管理・更新
  3. 持続可能で活力ある社会の実現

に貢献するための研究開発等に重点的・集中的に取り組んでいるところです。

 近年は、逼迫する巨大地震や自然災害の激甚化、社会インフラの老朽化等様々な課題に直面しており、今後、社会資本整備に必要な土木技術の研究開発の重要性は、ますます高まってくるものと考えられます。 その中で、ICT技術やAI、ビッグデータ等の土木分野への応用や、外部機関と連携した土木分野における先端的材料の実用化など新技術の開発や実用化も視野に研究開発に取り組んでいく必要があります。

 土木研究所は、従来から良質な社会資本の効率的な整備に貢献すべく、土木技術に関する研究開発を進めているところですが、これからも国内の社会的要請に対して、短期的・長期的双方の視点で研究開発に取り組むとともに、 土木技術の国際的な研究開発拠点として、国際貢献活動にも取り組んで参りますので、一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年4月1日
国立研究開発法人土木研究所
理事長 西川和廣