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このページはホームの中のお知らせ(平成26年度)の中の舗装たわみ測定装置(FWD)検定のご案内のページです。

お知らせ

舗装たわみ測定装置(FWD)検定のご案内

平成26年度舗装たわみ測定装置(FWD)検定を募集します。
平成26年度の締め切りは平成26年8月29日(金)(必着)です。
※装置の新規導入や故障した装置の修理等により申請が締め切りに間に合わない場合は,同年12月12日(金)までお受けします。

  FWD検定について
FWD検定施設の外観とFW
写真-1 FWD検定施設の外観とFW
 平成26年度の舗装たわみ測定装置(FWD)の検定を10月頃から開始しますので,以下に従い検定を募集します。
  FWD検定の背景
 平成13年6月に道路局長等から「舗装の構造に関する技術基準」が通達され,舗装が満たすべき性能指標とその基準値が明示されています。これを受け、平成18年1月に(社)日本道路協会から「舗装性能評価法」が発刊され,舗装の必須の性能指標の一つである「疲労破壊輪数」を評価する方法として,FWDによる方法が示されました。
 これまでのFWDは,既設舗装の健全度評価に用いられていましたが,装置としての較正・検定をする施設がなかったため,個々の荷重計や変位計を製造業者あるいは所有者が独自に検査を行ってきました。
 今後は,既設舗装の健全度評価に加え、性能規定工事の最終的な性能の確認にもFWDが用いられるようになることから,装置としての測定精度を確認する較正・検定施設の運用が望まれていました。
 そこで,舗装工事の発注者と受注者の中間的立場にある土木研究所が検定施設の建設を行い、平成22年度からFWDの較正・検定を開始しました。
 共通の施設で較正・検定を実施することでFWD装置の信頼性が向上するため、FWDが舗装性能評価法や新技術・新工法の開発・既設舗装の構造評価などに積極的な採用されることが期待されます。またこのことにより、舗装の効率的・効果的な舗装管理の実現に寄与するものと考えられます。

検定に使用する施設(FWD検定施設)について

   FWD検定施設は平成18年2月末に建設し、FWD(重錘落下式たわみ測定装置)の荷重センサとたわみセンサを較正・検定することができる施設です。詳細は添付の資料−1「FWD(舗装たわみ測定装置)検定施設」を参照下さい。

 

検定の対象となるFWD

   FWDとは、衝撃荷重を舗装路面に与え、それによって変形する路面の形状を測定する装置です。日本国内では道路用のFWDとしてGrontmij社(旧Carl Bro)製、KUAB社製、コマツ社製等のFWDが導入されていますが、49kNから98kN程度の荷重を3段階以上に切り替えて発生することができる装置であれば基本的にメーカーや機種は問いません(空港用FWDは対象外)。所有者としてのレスポンシビリティ(責任)やアカウンタビリティ(説明責任)の観点から、ぜひ受験されることをお勧めします。

検定方法

   FWDの検定は添付の資料-2「FWD検定要領」に準拠し行います。以下に概略を示します。
 検定はFWD検定施設の荷重検定装置、コンクリート舗装のたわみ量検定装置を用いてFWDのたわみセンサならびに荷重センサについて行います。
検定方法
図-1 荷重センサの検定方法の概念

較正・検定の方法

   荷重計の検定方法の概念を図-1に,変位計の検定方法の概念を図-2に示します。
 荷重計の較正では,ロードセルと受圧板が一体となったシステム上にFWDの荷重を載荷し,ロードセルとFWDの荷重計の測定値を確認します。変位計の検定では,各較正用舗装の中央部の横方向に溝が設けられており,屋外の地中に打ち込んだ支持杭で両端を固定したPC鋼棒を不動点として,そこに取り付けたギャップセンサとFWDの変位計の測定値を確認します。
 図−3に示すように,FWDのたわみとギャップセンサの変位の測定値は,原点を通る直線で近似します。したがって,載荷荷重を3通り変化させて変位を測定することにより図のような関係式を求めセンサ毎に較正式を付与します。
 また、荷重センサも同様に較正式を付与します。
較正・検定の方法

図-2 たわみセンサの検定方法の概念

較正・検定の方法

図-3 たわみセンサの較正方法の概念
 

FWD検定依頼・契約手続き

  ・受検希望者は,「舗装たわみ測定装置検定依頼書(別記様式-1)」及び資料-2「FWD検定要領(案)」に従い様式-1の「舗装たわみ測定装置(FWD) 検定申請書(受検者記入用)」に必要事項を記入し,下記申請提出先までメールか郵送で締め切り日までにご提出下さい。
・受付締め切り終了後,希望日を参考に受検日を担当者と調整させて頂きます。
・受検日が決まりましたら,契約書を交わし,契約締結いたします。
・検定終了後,FWD検定認定書(理事長押印),完了報告書(理事長押印),請求書を送付いたします。(FWD検定認定書は,荷重,たわみ検定結果が所定の要件(資料-2「FWD検定要領」(PDF形式)参照)を満たした場合に発行いたします。)
・期日までに所定口座に支払いをお願いいたします。

 
FWD検定依頼・契約手続き 舗装たわみ測定装置検定依頼書(別記様式-1) 検定申請書(様式-1)

FWD検定申請締め切り

 平成26年度の締め切りは平成26年8月29日(金)(必着)です。
 ※装置の新規導入や故障した装置の修理等により申請が締め切りに間に
 合わない場合は,同年12月12日(金)までお受けします。
 

FWD検定費用

  平成26年度の検定費用は以下のとおりです。
・ 504,742円/台(税込み)
 

問い合わせ・申請書提出先

  独立行政法人土木研究所舗装チーム 主任研究員 藤原 栄吾
TEL:029-879-6789  FAX:029-879-6738
e-mail:e-fujiwara@pwri.go.jp
〒305-8516 茨城県つくば市南原1-6
 

受検の際の注意事項・依頼事項

  (1) 受検日を調整のうえ決定させて頂きますが、降雨等で地下水が上昇した場合、測定値に影響があるため受検日を変更して頂く必要があることがあります。その時は再調整させて頂きますのでご協力お願いします。
(2) 受検者は、受検日が決定したら受験日の朝9:00までにFWD検定施設に受検するFWDを持ち込んで下さい。
(3) 検定は1台約1日を要します。
(4) 受検には最低1人の方が立ち会い、FWDの操作を行って下さい。
(5) FWD検定では通常の測定とは異なったパターンで測定装置を動作させることになります。したがって、資料−2「FWD検定要領(案)」に従って検定を行いますので、測定装置のマニュアル等を確認し、検定時に要求された操作を確実に行うことができるように準備してください。
評価は3回のデータで行いますが、測定は5回行います。
(6) たわみおよび荷重のピーク値を確認するため,FWDの波形データ(動的載荷)を載荷荷重49kNで3回計測してその測定データを収集しますので,ご協力下さいますようお願いいたします。

 

舗装たわみ測定装置

  資料-1「FWD(舗装たわみ測定装置)検定施設」pdfファイル(597KB)
資料-2「FWD検定要領(案)」pdfファイル(540KB)
別記様式-1「舗装たわみ測定装置検定依頼書」pdfファイル(25KB)
様式-1「舗装たわみ測定装置(FWD)検定申請書(受検者記入用)」pdfファイル(37KB)
別記様式-2「舗装たわみ検定業務受託契約書例」pdfファイル(147KB)
 
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