国立研究開発法人 土木研究所

研究活動

ルーマニアアカデミー地理学研究所との研究協力に関する協定締結

 平成15年2月17日、土木研究所は中国水利水電科学研究院(水科院)と水文・水資源分野における研究協力協定を北京にある水科院にて締結しました。この協定書は、土研と水科院の間で今後研究交流を進めるための一般協定で、今後この傘の元で、情報・人材の交換、ワークショップの開催を進めることになります。交流の中で、両者が共同で取り組みたいと思う特定の技術開発テーマを見つけて、この傘の元での共同研究協定書を締結し、共同研究を推進することになります。

 

 2007年9月20日、ルーマニア国ブカレストにおいて、「ルーマニアアカデミー地理学研究所と土木研究所の間の研究協力に関する協定」を締結しました。本協定は、「地すべり崩落予測における新たな手法に関する比較研究」を研究協力の領域とし、地すべり等の土砂管理技術分野における研究交流等を通して、地すべり土塊の崩落予測や危険度評価の高度化を目的としており、今後両研究機関での研究の実施や情報交換、人員交流を図ることなどを取り決めました。

 

 ルーマニアアカデミー地理学研究所からは、ドゥミトラシュ博士、コンスタンチン博士ら4名が、また土木研究所からは地すべりチームの石田他2名が出席し、調印式に続いて今後の研究方針等について確認を行うとともに、ルーマニア側の試験サイトとして予定されているブザウ地方マール(泥灰岩)地帯の土砂災害現場の踏査を行いました。

 

調印式の様子

調印終了後の握手

ルーマニアアカデミー地理学研究所