研究成果・技術情報

平成27年度(公社)砂防学会定時総会並びに研究発表会
 「栃木大会」若手優秀発表賞受賞

 地中レーダ探査を適用した土石流による砂防堰堤の損傷に伴うひび割れ分布調査(速報)

土砂管理研究グループ(火山・土石流チーム)の清水武志研究員が、下記のとおり、平成27年度砂防学会「栃木大会」若手優秀発表賞を受賞しました。


発表題目:地中レーダ探査を適用した土石流による砂防堰堤の損傷に伴うひび割れ分布調査(速報)
(平成27年砂防学会研究発表会, B-186~B-187, (2015))
筆者:清水武志(1)、泉山寛明(2)、藤村直樹(3)、瀬戸秀治(4)、石塚忠範(5)、青池邦夫(6)、稲崎富士(7)
(1)土砂管理研究グループ(火山・土石流チーム) 研究員/
(2)土砂管理研究グループ(火山・土石流チーム) 研究員/
(3)土砂管理研究グループ(火山・土石流チーム) 主任研究員/
(4)土砂管理研究グループ(火山・土石流チーム) 交流研究員/
(5)土砂管理研究グループ(火山・土石流チーム) 上席研究員/
(6)地質・地盤研究グループ 交流研究員(現応用地質株式会社)/
(7)地質・地盤研究グループ 特任研究員

 

受賞理由:
 若手優秀発表賞とは、平成27年度砂防学会「栃木大会」において、優れた調査研究を行い口頭発表した若手学会員を対象として、その功績を称えるとともに、若手学会員の研究意欲の高揚と砂防に関する調査研究の進展を目的として、表彰するものである。
 本研究では、2014年7月9日に長野県南木曾町で発生した土石流によって損傷した砂防堰堤に対して、地中レーダ探査を適用し、コンクリート内部に生じたひび割れの連続的な3次元分布の計測に成功した。これによって土石流によって破損した砂防堰堤の内部ひび割れを計測する手法のひとつとして地中レーダ探査が有効であることが判明した。