研究成果・技術情報

「WET Excellent Paper Award (最優秀論文賞)」受賞

受賞名:「WET Excellent Paper Award (最優秀論文賞)」受賞
論文題目:Dissolution tests and microbial community analysis using the bottom sediment before and after a heavy storm」(出水前後の底質を用いた溶出試験および微生物菌叢解析)
受賞者:對馬 育夫(国立研究開発法人土木研究所 水環境研究グループ 水質チーム 主任研究員)
   柴山 慶行(前水環境研究グループ 水質チーム 研究員)
   小森 行也(前水環境研究グループ 水質チーム 総括主任研究員)
   岡本 誠一郎(前水環境研究グループ 水質チーム 上席研究員)
賞状
賞の概要:

受賞日:平成28年8月27日

贈賞組織名:日本水環境学会

日本水環境学会は「Journal of Water and Environment Technology」に登載された査読論文を対象としたWET Excellent Paper Award (最優秀論文賞:2名)を設けており、審査は産官学の代表者からなる選考委員により行われます。

 

研究成果の概要:

本論文は、第3期長中期計画の「土地利用や環境の変化が閉鎖性水域の水質・底質におよぼす影響に関する研究」および第4期長中期計画の「底層環境に着目した停滞性水域の水環境管理技術に関する研究」に基づく成果であり、 霞ヶ浦における台風通過前後での底質からの栄養塩等の溶出速度や微生物群集構造の違いをまとめたもので、底質に存在する細菌分布から、富栄養化を引き起こす可能性のある底質の状態を検討しました。本賞の受賞は、 本論文が水環境を取り巻く課題解決に向けた新たな科学的知見を提示する特に秀でた内容であったことから、高い評価が得られたものと考えられます。