研究成果・技術情報

「第53回環境工学研究フォーラム環境技術・プロジェクト賞」
受賞

受賞名:「第53回環境工学研究フォーラム環境技術・プロジェクト賞」受賞
論文題目:下水二次処理水を対象としたオゾン・凝集・セラミック膜処理プロセスにおけるメダカP4501A1遺伝子発現の抑制効果
受賞者:北村 友一(国立研究開発法人土木研究所 水環境研究グループ 水質チーム 主任研究員)
   林 東範(京都大学大学院工学研究科附属流域圏総合環境質研究センター)
   中田 典秀(京都大学大学院工学研究科附属流域圏総合環境質研究センター 助教)
   加藤 康弘(メタウォーター(株) 事業戦略本部R&Dセンター環境技術開発部)
   南山 瑞彦(国立研究開発法人土木研究所 水環境研究グループ水質チーム 上席研究員)
賞状
賞の概要:

受賞日:平成28年12月8日

贈賞組織名:(公社)土木学会環境工学委員会

環境技術・プロジェクト賞は、「環境工学研究フォーラム」における「環境技術・プロジェクトセッション」で発表された技術のうち、最も優れた技術(複数可)に対して授与されるものです。

 

研究成果の概要:

 本発表では、「21世紀型都市水循環系の構築のための水再生技術の開発と評価(H21~26)、戦略的創造研究推進事業(JST-CREST)」で、下水処理水の再生技術として開発されたオゾン・凝集・セラミック膜処理について、 再生水のバイオアッセイによる水質評価法の提案と水質評価結果を紹介しました。水質評価法には、メダカを用いる、水中の化学物質汚染のマーカーとなるP4501A1遺伝子発現を指標とした方法を提案し、 本法により再生水の水質評価を行った結果、オゾン処理でP4501A1遺伝子発現が大きく低減されることを報告しました。今後、本水質評価法や本再生技術の利用が期待されます。