研究成果・技術情報

「2016年度日本雪工学会学術賞」受賞

受賞名:「2016年度日本雪工学会学術賞」受賞
論文題目:冬期の道路雪氷対策のための一連の基礎的研究
受賞者:原田 裕介(国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所 雪氷チーム
          現 国立研究開発法人土木研究所 雪崩・地すべり研究センター 主任研究員)
賞状
賞の概要:

 平成29年6月2日に開催された2017年度日本雪工学会総会において、2016年度の日本雪工学会学術賞を受賞しました。この賞は、 最近5年間に日本雪工学会誌、または当学会の刊行物に研究、計画、設計、施工、考案などに関する優れた論文を発表し、 これが雪工学における学術、技術の発展に寄与すると共にとりわけ独創的であると認められた者に授与されるものです(日本雪工学会表彰規定より引用)。

 

研究成果の概要:

・吹雪視界情報の提供と道路環境が道路利用者に与える影響を、コンジョイント分析を用いて評価し、要因や諸特性を明らかにしました。 この結果は、道路関係者・機関相互の協力を促進する基盤となります。
・道路雪氷対策の検討に必要な短期集中降雪および冬期の寒さに関する指標について、将来傾向を推定する方法を提案し、北海道・東北地方・新潟県に適用のうえ21世紀末までの変化傾向を示しました。 冬期道路管理を十分かつ効果的に実施するための定量的な将来シナリオは、今後の道路計画において有用と考えられます。