土木研究所を知る


NETIS登録番号: QS-120003-A (NETISページへ) 技術資料: パンフレットpdfファイル

技術の概要
 コラムリンク工法は、深層混合処理工法により造成した杭状の改良体と壁状の改良体を、機能的に配置することにより、経済性と周辺地盤への影響の抑制を両立した杭状・壁状配置併用型地盤改良工法です。壁状改良部を側部壁と呼び、側部壁より盛土中心側の杭状改良を内部杭、側部壁から盛土法尻側の杭状改良を外部杭とそれぞれ呼んでいます。盛土周辺地盤に発生する変状を抑制することが可能であることから、民家等に近接して施工が必要な区間で、周辺地盤の変位・沈下制限が厳しい工区での地盤改良工法として適しています。また、補助工法として繋ぎ材で壁式改良の側部壁を繋ぐことによって、盛土施工時に発生する周辺地盤への変状抑止効果をさらに高めることができます。
クリックで画像を拡大


適用の効果
1) 変位抑制
  • 盛土開始から600日後において、盛土沈下量が無対策と比較して中央部で1/7、法尻部で1/10と高い変位抑制効果が期待できます。
  • クリックで画像を拡大 クリックで画像を拡大
    盛土中央部での沈下量 のり尻およびのり尻から10mの位置での沈下量
    < 動態観測結果 >
    2) コスト縮減
  • 既存工法である法尻全面改良や低改良率深層混合処理と比較して改良率や工費を大きく滅小できます。
  • クリックで画像を拡大
    < 既存工法との工期及びコスト比較 >
    (*この試算は、コラムリンク工法と既存工法で、周辺変位が同等となる改良仕様を解析から求め、経済性を比較した結果である。)



    適用条件
  • 地盤改良作業スペース:500m2(20m×25m)以上
  • プラントヤード:200m2(10m×20m)以上
  • 施工基盤:接地圧81~185kPa
  • 障害物:改良対象土中および施工ヤードの地上部に障害物が無いこと
  • 搬出入路:大型機械の搬入出が可能な道路があること
  • 地盤条件:改良対象土層が適用範囲を著しく超えないこと
  • 改良深度:40m以下
  • 改良杭径:φ1,000~1,300mm×2軸
  • 改良杭の設計強度:1.0MN/m2以下
  • 改良適用地盤:粘性土 最大C=100kN/m2(N=10)、砂質土 最大N=30



  • 適用上の留意点
  • コラムリンク工法の設計は、地盤条件・施工条件、改良体の設計基準強度・改良率、使用部材等の設計条件を適切に設定し、仕様に応じた適切な解析手法を用いて行う必要がある。
  • コラムリンク工法は、内部杭・側部壁・外部杭を機能的に配置し、補助工法である繋ぎ材や、上部盛土施工のための敷網材敷設が一体となって初めて安定するものであることから、適切な計画・調査・設計に加え、各工種の確実な施工と施工管理が必要。



  • 共同開発者
  • 清水建設株式会社
  • 大成建設株式会社
  • 小野田ケミコ株式会社
  • 五洋建設株式会社
  • 三信建設工業株式会社
  • 三和機材株式会社
  • 株式会社 竹中土木
  • 東亜建設工業株式会社
  • 東洋建設株式会社
  • 日特建設株式会社
  • 株式会社不動テトラ



  • 問合せ先
      国立研究開発法人 土木研究所 地質・地盤研究グループ施工技術チーム :TEL 029-879-6759
      コラムリンク工法研究会事務局 (一般財団法人 土木研究センター 内) :TEL 029-864-2521