土木研究所を知る


知的財産権: 特許 第4617315号pdfファイル 技術資料: リーフレットpdfファイル


技術の概要
 供用中の橋梁など狭隘な施工ヤードでの基礎工事では、道路交通や周辺環境への影響が少ないことから高耐力マイクロパイル工法(HMP)工法が多く使われています。これを改良して支持力を増大させたものがNEW高耐力マイクロパイル工法(NEW-HMP)です。NEW-HMPは、応力が集中する杭頭部の軟弱層において、削孔ケーシングを用いてさらに杭径を増大し、HMPでは考慮されていない周面摩擦力を見込むことができます。これにより支持力が増大し、また杭背面の土圧による水平抵抗力も増大します。その結果、構造物全体を支える杭本数をHMPよりも減じることが可能となり、トータルコストの縮減と工期短縮が可能となります。


適用の効果
1) 性能向上
  • 従来のHMPに比べて、支持力と水平抵抗力がそれぞれ>1.25倍以上増大します。

  • 2) 工期・コスト縮減
  • 従来のHMPに比べ杭の本数を減じることができ、工期短縮と最大で20%程度コスト縮減の可能性があります。



  • 適用条件
  • 最小桁下空間4.5m、最小施工幅3.0m(杭径、削孔機種、杭配置条件による)、注入プラント・泥排水処理プラント各々30m2程度必要。
  • 最大適用深度50m。
  • 土質条件は硬岩、軟岩、礫質土、砂質土、シルト、粘性土、有機質土。
  • 斜杭としての施工は20度程度まで。
  • 火山地帯など腐食性の高い土壌からなる地盤やガスの噴出している地帯では、十分な検討が必要。
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    < 基礎工補強イメージ図 >  
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    < HMPとNEW-HMPの違い >
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    < このような狭隘な現場でも
    施工が可能 >


    適用実績
  • H20年度多摩西警察署擁壁基礎工事


  • 共同開発者
  • 株式会社 フジタ
  • 日立造船鉄鋼株式会社


  • 問合せ先
      国立研究開発法人 土木研究所 地質・地盤研究グループ 施工技術チーム :TEL 029-879-6759
      高環境エンジニアリング :TEL 03-5413-6222