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1. はじめに
下水処理施設におけるコンクリート構造物は、微生物によって生成される硫酸等による劣化
を防ぐため、防食が必要となることがあります。このような防食性能に優れた材料にシートライニング材料がありますが、施工性やコストの面での課題もありました。土木研究所新材料チームでは、(株)奥村組、福井ファイバーテック(株)との共同研究により、軽量、高強度、高耐食といった特徴を持つFRP(Fiber Reinforced Polymer,繊維強化プラスチック)を用いたFRP防食パネル工法を開発しました。
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2. FRP防食パネル工法の概要と特徴
2.1 FRP防食パネル工法の概要
本工法は、工場製作されたFRPパネルを施工部位にコンクリート型枠として設置し、既設コンクリートとの間隙にモルタルあるいはコンクリートを充填し施工する「埋設型枠工法」です。パネル間の継ぎ目(目地)部分には、耐食性に優れた樹脂を充填します。
開発したFRP防食パネル工法は、Eガラスロービングをコンティニュアスストランドマットで包んだ構造となっており、600mm幅に15度傾斜したL型アンカーを4本配置しています。この形状により、FRPパネルを縦・横どちらの方向にも施工することが可能です。 |

開発したFRPパネルの形状
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2.2 FRP防食パネル工法の特徴
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防食性能は日本下水道事業団のD2種工法規格に相当
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引抜成形による安定した品質と低コスト化
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FRPパネルを縦および横方向のどちらにも可
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人力作業で運搬・組立が可
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型枠用合板による型枠および支保工の組立と同様
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背面に確実な充填
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新設および補修時のどちらにも適用
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3. 施工の概要
本工法では、工場製作されたFRPパネルを施工部位にコンクリート型枠として設置し、既設コンクリートとの間隙にモルタルあるいはコンクリートを充填し施工する「埋設型枠工法」です。パネル間の継ぎ目(目地)部分には、耐食性に優れた樹脂を充填します。 |

FRP防食パネル工法のフロー

FRP防食パネルの施工 |
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| 4. 参考文献 |
- 共同研究報告書No.349『下水処理施設のコンクリート補修材料に関する共同研究報告書』, 2006.7
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小宮,石井,宮崎「引抜成形品を用いたFRP防食パネル工法の開発」『強化プラスチック』Vol54,No.6,pp.248-249,2008.6
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