物理探査・土木技術に関する情報を提供します.

長野県須坂市公民館の学習会で堤防物理探査について講演しました

長野県須坂市の公民館が5月16日(日)に主催した学習会に招かれ,堤防に対する最近の統合物理探査の適用成果について講演してきました.当日は快晴で絶好の農作業日和.休日午後の時間帯にかかわらず,会場となった同市相之島町公会堂には三木須坂市長をはじめ,近隣から60名近くの方が集まり,1時間を超える拙演にお付き合いいただきました.
千曲川と堤防を境して接する同市相之島地区は,平成18年7月の梅雨前線豪雨の際に出水被害を被りました.この出水被害と堤防および基礎地盤の地質特性との関連を明らかにすることを目的として,土木研究所では堤防を管理する千曲川河川事務所の協力の下に,物理探査を主とした現地調査を実施してきました.相之島地区での河川堤防調査は,平成18年以降8次におよび,延べ日数は約50日に達しました.この調査の結果,相之島地区の堤防は,一部に内部に水を通しやすい(透水性の高い)粗粒の材料が使用されていることがわかりました.また堤防の下の基礎地盤にも透水性の高い部分が見いだされました.このような調査結果を地元の方々にお伝えすることにより,日頃の防災活動への一助になることを期待しています.
関連リンク:広報須坂7月号(PDF)29ページ参照

#
須坂市公民館提供(拡大)