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舗装損傷箇所でのGPR調査

土木研究所の構内において,道路舗装の一部にクラックが入り,凹状に沈下する事象が発生しました.2011年3月に発生した東日本大震災の影響が疑われます.この発生原因の究明と,路面下クラックの検出に対するGPR(地中レーダ)の適用性を検証することを目的とした現場計測を実施しました.

クラックは,幅員約4mの構内道路のほぼ中央部,埋設排水管の直上部に発生しました.

縦断および横断方向に50cm間隔のグリッド線を設定し,グリッド線上でGPR探査を実施しました.

横断測線5測線と縦断測線(中心線上)のGPR探査断面にはアスファルト表層(約15cm)と路盤(深さ40cmまで)境界が明瞭に捉えられています.さらに空洞の存在を示す回折波を捉えることができました(C0,C16,C20断面).

舗装の補修工事の際に,GPR探査で推定した位置において,路盤に10cm×25cm程度の空洞が見出されました.