トップページiMaRRCの活動 > 施設・設備

施設・設備

1. 屋外暴露場

 屋外暴露試験場は、様々な材料の屋外環境における耐久性を評価するための施設です。

・つくば屋外暴露場

 つくば屋外暴露場は、温暖な環境に位置付けられますので、他の厳しい環境における屋外暴露試験場との比較基準となります。敷地面積は、約5,000 m2です。

つくば屋外暴露場

・朝霧屋外暴露場

 朝霧屋外暴露場は、標高が約900mと高いため、紫外線量が多いことが特徴です。敷地面積は、約10,000 m2です。

朝霧屋外暴露場

 iMaRRCでは、上記2箇所の暴露場の他、北海道から沖縄など全国各地で暴露試験を実施しています。

  

屋外暴露場の所在地

2. 試験設備

・X線CT装置

 X線CT(Computed Tomography)装置は、X線を対象とする材料に照射し、その内部構造を非破壊で観察するための装置です。内部構造を観察することにより、材料内部の亀裂や劣化を評価できます。

X線CT装置

・誘導結合プラズマ質量分析計

 誘導結合プラズマ質量分析計は、ICP(Inductively Coupled Plasm)中に試料を供給することにより試料中の元素をイオン化させて質量分析装置に導入し、各イオンの質量の差異により、素濃度を測定する分析装置です。本装置は、水・汚泥・焼却灰・溶出液等に含有される微量金属元素の同定・定量に利用します。

誘導結合プラズマ質量分析計

・赤外分光光度計

 赤外分光光度計は対象に赤外光を照射し、透過または反射した光量から得られるスペクトルにより、物質の定性や同定を行う装置です。本装置は材料の劣化を評価するために利用します。

赤外分光光度計

・可搬式赤外分光光度計

 可搬式赤外分光光度計は、持ち運びが可能なフーリエ変換赤外分光光度計です。試料をその場で、非破壊で分析することができます。

可搬式赤外分光光度計

・高速液体クロマトグラフ

 高速液体クロマトグラフは、液体中の成分を固定相と移動相の化学的・物理的な相互作用の差を利用して分離・検出するための装置です。本装置では、ゲル透過クロマトグラフ(GPC)カラムを使用し、分子量分布の測定を行なっています。

高速液体クロマトグラフ

・動的粘弾性試験装置

 本装置は回転方向に周期的振動を与えた時の応答を解析することにより、材料の粘弾性特性(レオロジー特性)を測定することができます。アスファルトのような液体と固体の中間的な性状を持つ材料の特性解析において利用されます。

動的粘弾性試験装置

・一槽式凍結融解試験装置

 一槽式凍結融解試験装置は、コンクリートの凍結融解作用に対する抵抗性を凍結及び融解の急速な繰返しによって試験するための装置です。

一槽式凍結融解試験装置

・小径コア圧縮試験装置

 小径コア圧縮試験装置は、直径25mm程度の小径コアをコンクリート構造物から採取し、その圧縮強度値を測定するための装置です。予め定めた補正式で直径100mm コア強度に換算して、構造体コンクリート強度の推定が可能です。

小径コア圧縮試験装置

・促進耐候性試験装置(ウェザーメータ)

 促進耐候性試験装置は、温度、水、紫外線による劣化を促進させる試験機です。屋外暴露よりも短時間での材料を促進劣化させることが可能です。

促進耐候性試験装置

・クリープ試験機

 クリープ試験機は、材料のクリープ性能を評価する試験機です。本試験機は、恒湿槽および恒温水槽を有していることから、温湿度環境や水中環境などを現場に近い条件に設定することが可能です。

クリープ試験機
Copyright © Public Works Research Institute
トップへ戻るボタン