実験河川を活用して河川における自然環境の保全・復元方法について調査・研究を行っております

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建設技術フェア2002 in 中部

日 時 2002年11月27日(水)〜28日(木) 
会 場 日本コンベンションセンター(幕張メッセ)

 
  
 
 
  
 
 
 「普段見られない川の現象を体験する」をテーマに、映像を駆使した展示スペースを作りました。出水中の川の様子を、水中・高所など様々な角度から捉えた映像によってダイナミックに再現しました。
他にも川の構造物や植生のミニチュアを使って水の流れの性質を実感出来る水路模型、名古屋近郊に生息する淡水魚の飼育展示等もありました。


「普段見られない川の現象を体験する!」展示スペース
平成14年11月27、28日、ナゴヤドームで「建設技術フェア2002 IN 中部」が開かれました。その中の「川の学習コーナー(国土交通省中部技術事務所、独立行政法人土木研究所が共同で出展)」では、実際のフィールドではじっくりと見ることができない川の出水の様子を、様々な角度から捉えた映像で体験できる展示を公開しました。

 実験河川の出水実験を複数の視点から撮影した映像を組み合わせ、それらを同期させて展示会場の100平米のスペースに河川の出水を再現しました。展示スペースに設置されている出水レバーを引く見学者の動作によって、壁面の大きなスクリーンに写し出される出水ゲートの映像が変化して出水が始まります。

 床面のプラズマディスプレイ(PDP)には実験河川の「蛇行ゾーン」「氾濫原ゾーン」「ワンドゾーン」が写し出され、流量の変動に対応した実際の映像が提供されます。横の液晶ディスプレイ(LCD)には、水面、水中の変化、その辺りの生物の反応等を記録した映像が表示されます。さらに簡易無線LANであるBluetoothを使用し、小型情報端末(PDA)では、映像と対応した流速や水深のデータをリアルタイムで確認できるようになっています。

 クラスの代表者が出水レバーを動かして出水ゲートが開き、水が増え始めると、子供たちは川の全体的な変化を眺め、それぞれ自分の見たい場所へと移動し、横のモニターで、その場所の水面のアップや水中の様子、流速や水深を確認していました。子供たちは観察を通して、流れに対する魚の反応、土砂の舞い上がり方、水の色の変化等など、多くのことを発見したようでした。

 展示体験後のアンケートでは、「川の中が良くわかって面白い」、「いろんなところが見やすい」、「近づいて見ても危なくない」といったコメントがあげられました。


「川の模型」の実験
1.「はやい流れ」の部分や、「おそい流れ」の部分の観察をしてみましょう
川の形が曲がっていると、曲がった外側ははやい流れになり、内側はおそい流れになります。また、川の中の草や木は、流れる水の妨げになることで、その周りに、「はやい流れ」や、「おそい流れ」を作ります。
この「はやい流れ」と「おそい流れ」の速さの違いを「砂」を流して実験してみました。
砂はどうなったかな? 砂がたまるところはどんなところ?ふたつの川でちがいはある?
砂は、「はやい流れ」の所ではたまらずに流れてしまいましたが、「おそい流れ」の所では、
川底にたまりました。曲がった川には「速い流れ」や「遅い流れ」があって、遅い流れのところに砂がたまりましたが、まっすぐな川は全部同じ流れのために、砂がたまりませんでした。

2.今度はまっすぐな川に、草を生やしてもう一度砂を流してみると、どうなるでしょう?
川の模型に植生ユニットを装着して、砂を流すと砂はどうなるかな?
曲がった川と同じように、砂がたまる所とたまらない所ができました。
曲がった川では、川の形が曲がっていることで、速い流れや遅い流れを作り出していましたが、まっすぐな川に草を生やした川では、草が水の流れの邪魔になることで、速い流れや遅い流れを作り出していました。
自然の川でも、このように、曲がっていたり、草や木が川の中にあって水の流れを邪魔したりすることで、 速い流れや遅い流れを作り出しています。

3.みんな家の近くの川で、川の流れを観察しよう
川岸に砂がたまっているところはどんなところ?
川岸が削られているところはどんなところ?
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