実験河川を活用して河川における自然環境の保全・復元方法について調査・研究を行っております

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現場との連携
砂鉄川での取り組み

 自然共生研究センターでは各地で活動を行っています。ここでは国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所と連携を行った砂鉄川での取り組みについて紹介します。
 砂鉄川は北上川水系左支川で、流域面積は375m2、流路延長は46kmの一級河川です。この川は平成14年の台風で氾濫を起こし、北上川合流部付近では甚大な洪水被害が発生しました。この為早急に河川改修工事が行われ、合流部付近の蛇行部は直線河道に改修されました。この改修による魚類への影響調査を行ったところ、このショートカット区間の生息密度は、自然河岸区間と比べ著しく低い結果が得られた為、魚類の生息環境を考慮した水際域を作り出すことになりました。岩手河川国道事務所と相談した結果、修復には木杭群を設置することになりました。過去の研究から、水際域の修復には流速や照度を低減させることが重要であり、木杭群はその効果がある程度期待できると考えた為です。杭の直径・密度・設置幅は平面二次元流計算で決定しました。また、木杭の効果を検証する為に、木杭未設置区間を設けました。修復工事は平成17年末に完成しました。その後、事後調査を平成18年8月(夏季)と10月(秋季)に行いました。その結果、木杭区間では一定の効果が見られました。今年の春にも調査を行う予定です。これからも日本のどこかの川で現地に適した復元手法の導入と、その評価を行いたいと考えています。

秋野淳一
(独)土木研究所 自然共生研究センター





電気ショッカーを用いた魚類調査の様子



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