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能登半島地震で発生した斜面崩壊についての現地調査と技術指導


2007年3月25日午前9時42分頃に発生した能登半島地震(震源地:能登半島沖、震源の深さ:11km、マグニチュード:6.9)により、輪島市では震度6強の揺れが観測され、その後多数の斜面崩壊が確認されました。地すべりチームは石川県からの派遣要請を受けて、3月28日と4月6日に輪島市内の6箇所 ( 町野町曽々木、深見町、門前町鹿磯(かいそ)、門前町深見(2箇所)、門前町大野)において 現地調査および技術指導を実施しました。
輪島市町野町曽々木八世乃洞門  - 岩盤崩落 - 
輪島市深見町(深見地すべり防止区域)  - 地すべり -
輪島市門前町鹿磯(かいそ)(鹿磯急傾斜地)  - 地すべり性の変状 (頭部亀裂、段差)- 
輪島市門前町深見  - 急傾斜地に生じた亀裂 -  
輪島市門前町深見  - 地すべり - 
輪島市門前町大野  - 地すべり -

 

注:以下のキャプションにおける崩壊の規模を表す数字は、その後の計測により変更されることがあります。

 

輪島市町野町曽々木八世乃洞門  - 岩盤崩落 -               (平成19年3月28日)
岩盤崩落によるロックシェッドの被災  岩盤の崩落地付近から見た被災状況。写真中央左がロックシェッド。
楕円の箇所にあった岩盤(幅約 50m、高さ約 20m、厚さは数 m程度)が崩落。崩落面は広く茶褐色に風化、崩落部は灰色に見える一部の岩により支持されていた。 崩落部近傍にも開口した亀裂(上写真)や崩壊が見られた。
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輪島市深見町(深見地すべり防止区域)  - 地すべり -                                              (平成19年3月28日)

地すべり地内に発生した崩壊 

上部斜面には開口亀裂を有する不安定なブロック(楕円部)が存在。滑落崖は約 10m高。

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輪島市門前町鹿磯(かいそ)(鹿磯急傾斜地)  - 地すべり性の変状 (頭部亀裂、段差)-                                              (平成19年3月28日)

斜面上部の地すべり性の変状 (長さ 30m、1m沈下) 

 

アンカーの破断。写真左上に、左写真のブルーシートが見える。

斜面上に設置されたのり枠工が自重により移動し、破壊された。

上写真に見られるアンカーの破断(拡大)
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輪島市門前町深見  - 急傾斜地に生じた亀裂 -                (平成19年4月6日)

急傾斜地全景。矢印で指し示した部分が、20m程度連続する亀裂。亀裂は幅2-3cmの開口から最大高40cm程度の段差を形成。段差の平均高は10cm程度。

亀裂で形成された段差の近影

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輪島市門前町深見  - 地すべり -                        (平成19年4月6日)

地すべり(破線で囲まれた部分)。崩壊土砂は海岸にまで達している。

地すべり全景。滑落崖は落差約20m、その背後の尾根には亀裂が発達している。斜面右側には、落ち残りがみられる。地表面には湧水が認められる。

右斜め上写真に見られる頭部右側尾根の亀裂。幅は1.0m以上。

上写真、斜面中腹に生じた亀裂(矢印ではさまれた部分)。亀裂周辺部から頻繁に落石が生じている。

二つ上の写真、丸で囲まれた部分の落石の近影。 地すべり末端部。 崩壊土砂が緩やかに堆積。
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輪島市門前町大野  - 地すべり -                        (平成19年4月6日)

地すべり全景。斜面上部のシートで覆われている部分では、のり肩に沿って連続する亀裂が発生。斜面崩壊(破線で囲まれた部分)の規模は、幅40m、長さ50m。

左写真、斜面崩壊部の全景
斜面崩壊部滑落崖。高さは約8m。

 

斜面上部の市道に約20cmの段差が発生。
崩壊面の露頭。勾配42°、崩壊面に平行した擦痕が見られた。
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