土木研究所 雪崩地すべり研究センター
 
高野秀夫の地すべり分布図構内の気象・積雪観測資料(積雪期)
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平成28年度研究課題

地すべりに関する研究課題

地下水排除工の効率的な点検手法及び定量的な健全度評価に関する研究(H27H30年度)

地すべり等防止法の施行から50年以上が経過し、地すべり防止施設の機能低下による地すべりの安定度低下が懸念されています。施設の適切な維持管理が重要ですが、施設によっては点検を安全に実施するのが困難であり、また施設の劣化・損傷状態に対応した維持管理アクションが明確になっていないという問題があります。

この研究では、地すべり対策工の主要工種である地下水排除工の安全かつ効率的な点検手法と定量的な健全度評価手法を、地すべりチームと共同で検討します。

地すべり地における地下水流動調査の高度化に関する研究(H27H30年度)

 地下水排除工を適切に配置するため、地下水検層や地下水追跡調査を実施し、地下水流動層の深度・規模や流下経路を的確に把握する必要があります。しかし、これらの調査は多大な予算や作業手間がかかるなどの理由により、実施できる回数に限りがあり、地下水流動状況を的確に把握するのが難しい場合があります。

この研究では、限られた調査回数で地下水流動層を的確に把握できる地下水検層法や、環境に負荷をかけずに現場での調査が短時間で済む地下水追跡法を検討します。

雪崩に関する研究課題

  短時間の多量降雪による雪崩危険度評価に関する研究(H28H31年度)

 近年、平成18年豪雪をはじめとする豪雪年が続いています。特に、平成262月は普段は雪が多くない関東甲信地方を中心とする地域で記録的な大雪となりました。これらの豪雪では、交通・物流の混乱だけでなく雪崩による被害が発生し、集落の孤立など社会的に大きな問題となりました。

 本研究では、短時間多量降雪による雪崩の事例解析や観測などを行い、短時間多量降雪による雪崩発生条件を明らかにします。また、積雪の圧縮粘性理論などに基づく解析により、短時間多量降雪による雪崩発生の危険度評価手法を検討します。

  雪崩の規模の推定手法に関する研究(H27H30年度)

 雪崩対策において雪崩の危険区域を精度よく設定するには、実際に発生した雪崩の規模に関する統計データが必要です。また、雪崩の規模に関する推定技術の高度化は、より効果的な雪崩対策施設の配置計画に寄与します。

 この研究では、雪崩の規模に関する航空測量データや空中写真を収集する他、UAV(小型無人航空機)等の測量技術を応用して雪崩の規模に関するデータを取得します。これらのデータ解析から、雪崩の発生量や堆積量等の雪崩の規模を推定する手法を検討します。

  雪崩対策施設の健全性指標に関する研究(H28H31年度)

 集落を対象とした施設による雪崩対策は、昭和60年頃の整備開始から約30年が経過し、雪崩対策において一定の効果を発揮しています。一方、初期に設置された雪崩対策施設では、風水雪や凍結融解などの影響により、鋼材の腐食や基礎の侵食等により施設の劣化がみられるようになってきています。

 この研究では、雪崩対策施設の維持管理における適切な点検実施のために、対策施設の損傷程度を区分する方法と、対策施設の健全性を評価するための指標を検討します。

 

 


■現地観測

○地すべり試験地

猿供養寺地すべり 沖見地すべり
猿供養寺地すべり 沖見地すべり


○雪崩観測

 

柵口 白馬八方尾根
柵 口 白馬八方尾根

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