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■平成22年度トピックス■


■長岡市東山油田閉坑跡地の土砂災害危険性を調査(7月)
長岡市東山油田の状況 現地調査の状況
 7月20日、長岡市の依頼により野呂所長、丸山、ハスバートル、中村が、新潟県長岡市東山油田の桂斜坑閉坑後の跡地斜面の管理に関する技術指導を行いました。桂斜坑は石油の採掘を行っていた斜坑であり、平成22年に閉坑になります。今回の依頼は、浦加桂川右岸に位置する斜坑からの掘削土盛土斜面の今後の管理に関するものです。

■富山県大日岳登山道の斜面崩壊地を調査(7月)
崩壊箇所全景 現地調査の状況
 7月14日、野呂所長、丸山、ハスバートル、中村が富山県の依頼により大日岳登山道で発生した斜面崩壊の現地調査と今後の対応に関する技術指導を行いました。崩壊地(写真左側)は、立山町の弘法称名館山停車場線からの登山口から約650m離れた斜面で、7月8日に発見されました。規模は、長さ約100m、幅最大30mです。崩壊地下方には有名な観光地である称名滝への歩行者専用道路があり、今回の依頼は観光客の安全確保のためのものです。

■雪崩・地すべり研究推進協議会、妙高地区治水砂防協会合同研究発表会が開催される(7月)
研究発表会の様子
 7月13日に雪崩・地すべり研究推進協議会と妙高地区治水砂防協会の合同研究発表会が、新潟県妙高市で開催されました。研究発表は新潟県上越地域振興局妙高砂防事務所と雪崩・地すべり研究センターが行い、当センターからは丸山総括主任研究員が「今後の気候変動と地すべり対策の課題」、伊藤研究員が「レーザー計測データを用いた雪崩発生域と非発生域の地形・植生状況の比較」について各々発表しました。

■日本地すべり学会で研究発表(7月)
日本地すべり学会での発表の様子
 7月6~9日に、沖縄県那覇市で日本地すべり学会研究発表会が開催されました。当センターからは、地震に関連する研究成果3題を発表しました。タイトルと発表者は以下のとおりです。

・地震時地すべり土塊の非排水繰り返しせん断挙動
 (丸山)
・内陸地震による地すべりの多発範囲-逆断層型地震の例-(ハスバートル)
・地すべり対策工の地震に対する効果(中村)

■土砂災害防災訓練に参加(6月)
現地対策本部の状況 ラジコンヘリによる崩壊斜面の写真撮影
 6月25日に、新潟県妙高市樽本地区において新潟県と妙高市の主催による土砂災害防災訓練が実施されました。当センターからは、丸山総括主任研究員がアドバイザーとして参加しました。訓練は、この地区の3箇所の沢が豪雨による崩壊により堰き止められ、土石流の発生の危険性が高まったことから、住民に避難勧告を発令し、避難所に避難してもらうという内容で実施されました。沢の状況は国土交通省の監視システム(Ku-SAT)による映像の他に、今回からはラジコンヘリコプターでも写真撮影が行われ、パトロールの結果と合わせて土石流発生の危険性が判断されました。住民の皆さんは、高齢にもかかわらず熱心に訓練に参加されていました。

■平成21年度トピックス■


ニュートンのリンゴの木 開花~結実 (5~6月)
ニュートンのリンゴの花(平成21年5月8日)
ニュートンのリンゴの実(平成21年6月3日)
 5~6月のニュートンのリンゴの木の様子です。
 左側の写真は、5月8日に撮影されたリンゴの花です。今年も可憐な花が咲きました。花の大きさは直径が約3.5cm、色は淡いピンク色です。
 右側の写真は、6月3日に撮影されたリンゴの実です。リンゴの大きさは直径約2.5cmとまだ小さく、色も淡い緑色ですが、部分的に赤くなっているところがあります。

富山県建築士会研修会で講演 (5、6月)
富山県建築士会研修会での講演(ハスバートル専門研究員)

 3月17日、5月16日、6月13日に(社)富山県建築士会主催の「富山県建築士会研修会」が開催され、当センターのハスバートル専門研究員が講演しました。講演は、「富山県平野部の地形・地質、活断層及び地震活動」と題して、富山県平野部における地形と地質の特徴、富山県及びその周辺地域の活断層分布、最近の地震活動について紹介しました。3回の講習会には延べ約200名の参加がありました。

砂防学会で発表 (5月)
砂防学会研究発表会でのポスター発表(伊藤研究員)

 平成21年度の砂防学会研究発表会が、5月27~28日に広島市で開催されました。当センターからは、以下の3件の研究発表を行いました。
・「繰り返し荷重を受ける地すべり土塊の変位と間隙水圧の変化特性」(丸山総括主任研究員)
・「平成18年豪雪時の積雪安定度の変化と雪崩災害発生状況の比較」(伊藤研究員)
・「中越沖地震により発生した地すべりの地形・地質的特徴」(ハスバートル専門研究員)
 この他、鈴木前交流研究員も「第三紀層地すべり地における加熱式地下水検層と食塩式地下水検層の比較」と題して、当センター在籍時の研究成果を発表しました。今回の発表数は、口頭発表が114、ポスターセッションが158でした。

日本地球惑星科学連合大会で発表 (5月)
日本地球惑星科学連合大会でのポスター発表(ハスバートル専門研究員)

 日本地球惑星科学連合2009年大会(JPGU Meeting 2009)が、5月16~22日に千葉市幕張メッセ国際会議場で開かれました。当センターのハスバートル専門研究員が「2007年新潟県中越沖地震などを事例とした地すべりの分布と震源断層との関係」と題し、19日に発表を行いました。発表では、新潟県中越沖地震によって発生した地すべりの分布と最大震度、最大加速度、地質や地質構造との関係や、中越地震と中越沖地震により発生した地すべりの分布と震源断層との関係について検討した結果を報告しました。

日本雪氷学会北信越支部で発表 (5月)
日本雪氷学会北信越支部研究発表会での口頭発表(富樫交流研究員)

 5月16日に石川県加賀市で日本雪氷学会北信越支部の研究発表会が開催されました。当センターからは、以下の2件の発表を行いました。
・「無雪期の地形データから積雪期の斜面形状を推定する手法の検討」(伊藤研究員)
 -積雪によって滑らかになった斜面では雪崩が遠くまで到達しやすいと考えられるため、積雪期の斜面形状を推定して雪崩シミュレーションの精度を向上させるための手法を発表しました。
・「レーザー計測データを用いた雪崩発生域・非発生域の植生状況の比較」(富樫交流研究員)
 -雪崩の発生しやすい箇所を推定するために、斜面の植生状況と雪崩の発生状況を比較することで、樹高・樹林密度と雪崩発生との関係を定量的に求めた結果を発表しました。

JICA研修生来所 (4月)
JICA研修生の演習風景

 4月22日、海外からの研修生3名が、JICA火山学総合土砂災害対策研修の一環として当センターを訪れました。研究生のプロフィールは下表の通りです。
 研修では、丸山総括主任研究員により地すべり防止工事に関する講義と地すべり防止工事計画の演習が行われました。演習では、各研修生が地すべり調査結果をもとに、施設の配置計画を作成し討議を行いました。
 

融雪地すべりを調査 (4月)


 3月25日に、新潟県妙高市下平丸花立地区で長さ約200m、幅約100mにわたる地すべりが発生しました。このあたり一帯は、第三紀層の泥岩が広く分布する地すべり多発地帯です。この地すべりの約800m下流では、平成20年4月14日に幅150m長さ200mの融雪地すべりが発生しています。
 当センターでは、丸山、ハスバートル、中村が4月3日に現地調査を行いました。今冬は積雪が非常に少なく、まだら状に深さ30~40cm程度の残雪がありました。今回移動した地すべりは古宇座川の最上流部に位置し、融雪水の浸透により移動したものと考えられます。泥濘化した土砂は、古宇座川を流下しましたが、約300m下流に設置された砂防堰堤で捕捉されました。



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