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研究施設
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舗装走行実験場 舗装走行試験用荷重車
動画 (Windows Media / 278KB)
 舗装は交通荷重を繰り返し受けることから徐々にその供用性が低下します。実績のない新技術を一般の道路に適用するには、室内実験だけでなく、実物大の舗装、交通荷重による評価が必要です。舗装走行実験場では、大型車4台を連続走行させることにより、一般の道路(舗装計画交通量1,000以上3,000未満 台/日・方向(旧C交通))で10年に相当する交通荷重を最短2,000時間で再現することができます。
舗装走行実験場
舗装走行試験用荷重車現在、舗装チームは5台の荷重車を所有しています。
荷重車は、最少4個の人工衛星を利用しRTK-GPS+光ファイバージャイロ方式により最大重量392kN (40トン)の大型車両を時速40kmで最大4台同時自動(無人)走行させることができる舗装の促進載荷試験装置です。車両は日本国内で最も登録台数の多い前輪1軸、後輪2軸(ダブルタイヤ)の市販トラックに載荷架台を取り付けたものです。載荷版により後軸重を34.3kN×2軸(3.5トン×2軸:載荷版無し)から156.8kN×2軸(16トン×2軸:載荷版14枚)まで19.6kN(2トン)刻みで変えることができます。

舗装路面騒音研究施設  → 詳細 (PDF/90KB)
 舗装路面騒音研究施設は、自動車の走行時にタイヤと路面から発生する音や低騒音舗装に関する研究及びタイヤ/路面騒音測定装置の検定を行う施設です。
 本施設は、4種類の評価路面(密粒舗装、排水性舗装(5)、排水性舗装(13)及び多孔質弾性舗装)からなり測定速度(40〜60km/h)での騒音を測定・評価ができます。評価路面はそれぞれ幅3m、延長80m、前後に加速路、減速路を設けています。舗装は表層、基層、上層路盤、下層路盤から構成されています。路面の性状を一定に保つため、施設を使用しない時には、テントにより路面を保護しています。また、騒音測定時に、施設の気温と各路面における車両の速度を自動的に計測できます。
舗装路面騒音研究施設 舗装路面騒音研究施設
舗装路面騒音研究施設

FWD検定施設  → 詳細 (PDF/150KB)
 FWD検定施設は,FWDの主たる装置である「変位計」と「荷重計」を較正・検定するための施設です。奥行き約14.5m,幅約5.5m,高さ約5.5mの建物の中に,変位計を較正・検定するためのアスファルト舗装とコンクリート舗装,荷重計を較正・検定するためのコンクリート舗装が設置されており,室内温度を20℃程度に保てるような空調整備も備えています。
FWDの較正・検定を行うことで,機種間の差異を取り除くことができ,舗装の構造的な支持力について全国一律の評価が可能となります。
FWD検定施設全景 FWD検定施設内舗装

繰返し載荷装置 FWD(舗装たわみ測定装置)
繰返し載荷装置 繰返し載荷試験装置は、幅員5m、延長15mのコンクリートピット内の試験舗装に対して繰返し荷重を加え、静的または動的な荷重下における舗装の挙動および疲労性状の観測に使用する装置です。
 載荷装置は、直径300mmの載荷板を有するピストン型アクチュエータによって、静的または動的な荷重を加えることができます。また、載荷フレームはレール上に置かれており、載荷装置を前後左右に移動させることにより、載荷位置を自由に選択することができます。
 静的載荷では最大荷重147kNを、動的載荷では0.2〜2Hzの周波数範囲において、最大荷重147kNを載荷することが可能です。
衝撃式たわみ測定機 FWD(舗装たわみ測定装置)は舗装路面の円形載荷板の上におもりを落下させることによって生じる路面のたわみ量を複数のセンサで同時に測定し、路面のたわみ曲線を得ることができる車両です。FWDはワンボックスタイプの自動車を改造して装置一式を搭載したもので、測定現場まで自力走行し、測定箇所に停止した後、載荷板、センサ等を設置させて測定を行います。
 FWDで測定したたわみ量は、舗装の支持力と関連があることが知られており、既設舗装の構造的評価や修繕工法選定などを行うために用いられております。

ホイールトラッキング試験機
ホイールトラッキング試験機 ホイールトラッキング試験機は、高温時における加熱アスファルト混合物の耐流動性を評価する指標である動的安定度を測定する試験機です。 試験は、アスファルト混合物供試体上を、所定の接地圧でゴム硬度を持ったソリッドタイヤを往復走行させ、車輪沈下量の時間変化を測定するものです。 試験機は、ハンブルグ式、フレンチ式、英国式等があり、日本は英国式を改良し、日本の気象条件に合わせて試験温度60℃を標準として試験します。 接地圧は0.59MPa(荷重:624N)または0.63MPa(荷重:686N)に変えることが可能で、45分〜60分の沈下量を測定し評価します。
 

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