湖沼

この研究では、沈水植物を復元する手法として埋土種子(底泥中に残存している植物の種子)に着目し、沈水植物群落を効率的に復元する手法を開発します。そのために、埋土種子の分布状況の環境水理学的解析、効率的な埋土種子選別手法、現地試験による効果の実証を行います。また,水位変動が湖沼環境に及ぼす影響を検討し、湖沼のダイナミクスを活用した湖沼環境の復元手法を提案することを目的としています。


水辺植物の持つ環境安定機能に関する研究

この研究では、自然共生研究センターにある実験池を用いて、水辺植物の生態系および水質に関する環境安定機能を定量的に評価することを目的としています。現在は、水辺植物の魚食魚に対する餌魚の保全機能(避難場としての機能)、鳥類の魚類に対する捕食圧の低減機能などを検討しています。

魚類の隠れ家としての水草の機能 (PDF)

自然共生研究センターの実験池において、沈水植物の避難場としての機能について魚食魚(ナマズ)と餌魚(キンギョ)を用いて実験しました。その結果、水草無しのメソコズム(小水域)におけるキンギョの平均残存個体数は、7.5個体であったのに対し、水草有りのメソコズムでは10.6個体でした。つまり、水草は捕食圧を下げる機能、つまり避難場として機能していることが示唆されました。

既研究の成果一覧