河川の物質動態

ダム貯水池による水質変化の類型化と下流生物への影響評価法に関する研究

この研究では、全国のダムおよび下流域を対象に貯水池の形態、水文データ、ダム放流操作条件などと水質データを結びつけた分析を行い、水質の変化や影響範囲などについて系統化した整理を行います。 また、外部環境の変化による生体のストレス応答や免疫反応を定量的に把握する手法を開発して、水温およびSSの変化によって生物が受ける影響を明らかにします。さらに、ダム貯水池の出現による水質の変化が下流生物に与える影響の評価手法を提案し、影響を緩和する方策を提案します。


河川では場(ハビタット)と生き物の関係に関する研究が盛んですが、その2者と仲介するエネルギーとしての物質動態に関する研究は多くありません。ここでは、河川生態系保全という観点から物質動態のあり方を明らかにするための研究を行います。また、研究成果を生かして、「河川生態系保全のための水質管理のあり方」の提案を行っていきたいと考えています。