ICHARM -- The International Centre for Water Hazard and Risk Management

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「水関連災害軽減に対するICHARMの貢献」、
「津波ハザードマップ」 に関する講義を実施。


1月30日、アジア防災センターの協力のもとJICA兵庫国際センターが主催する「平成19年度研修総合防災行政」の一環として、「水関連災害軽減に対するICHARMの貢献」、「津波ハザードマップ」という二つのテーマで、ICHARM研究員による講義がICHARM1階会議室で行われました。

講義には、アンティグア、バーブーダ、コスタリカ、ブータン、エルサルバドル、ハイチ、ホンジュラス、インドネシア、ラオス、モンゴル、パキスタン、ペルー、タイ、トンガ、ウルグアイの各国から、総勢15名の研修生が参加しました。

講義はまず、三宅且仁上席研究員が、水関連災害軽減にICHARMがどう貢献するのかに関し、センター設立経緯、ネットワーク、主要な活動、そして水関連災害とそのリスク管理分野におけるICHARMの役割について説明、さらに、ICHARMが共催者として、特に水関連災害の分野で大きく貢献した第1回アジア・太平洋地域水サミットの重要な成果であるポリシーブリーフ2007についても解説しました。

次に、国際普及チームのディナル専門研究員が、津波ハザードマップ作成およびハザードマップの災害リスク軽減における役割について講義、津波ハザードマップの必要性・目的・役割、浸水地域の特定方法、浸水地域を基にしたハザードマップ作成方法、ハザードマップの普及方法などを説明しました。

質疑応答の中で、研修員からはICHARMが主催する水関連災害管理に関する修士コースに関して、アジア諸国だけでなく、ラテンアメリカや太平洋諸島の国々にも門戸を開放してほしいという希望も聞かれました。



講義を行う三宅上席研究員


講義を行うディナル専門研究員


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