ICHARM -- The International Centre for Water Hazard and Risk Management

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ITDMRCとICHARMが覚書締結

2010年6月21日、インドネシア・バンダアチェにあるシーアクアラ大学インドネシア津波防災センター(TDMRC)から、ICHARM・TDMRC間覚書調印のため、センター長のDirhamsyah博士を含む4名がICHARMを来訪されました。一行は、覚書調印の他、土木研究所理事長への表敬訪問、同研究所施設の見学を行い、さらに将来の研究協力に関する可能性を話しあいました。

TDMRCは、2004年のインド洋津波による壊滅的な被害を受けて、2006年に設立されました。同センターは、災害リスク軽減に対する住民意識を向上させるための戦略立案を目的として、応用研究に取り組むことを目的としています。ICHARMはTDMRCと2008年以降協力関係を強化してきており、2010年3月には、バンダアチェで、持続可能な津波災害管理に関する国際ワークショップを共催しました。

ICHARMの竹内センター長、TDMRCのDirhamsyahセンター長が調印した今回の覚書に基づき、これから両センターは、研究や研修の協力、技術会議開催、研究員の交流、ウェブサイト上のリンクの許可、テレビ会議など通信方法の改善、技術および科学報告書作成など、さまざまな分野で協力体制を充実させていくことになります。

なお、今回来訪したTeuku Alvisyahrin博士は、2008年にICHARMで実施した「UN/ISDR 総合津波防災研修」の研修生でもあり、研修終了後も繋がりを維持し、このような覚書の締結に至ったことは大変喜ばしいことと考えています。


握手をかわす竹内センター長(左)とDirhamsyahセンター長(右)
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