この度、4月1日付けで、北陸地方整備局企画部勤務を命ぜられました。新潟試験所での1年9ヶ月間、関係の皆様方には公私共に大変お世話になりありがとうございました。
　丁度、試験所が発足して40年目の節目においての研究業務等の整理、また、積雪地域における地すべり、道路雪害、雪崩の各研究部門において、昨今の光ファイバーセンサー等のＩＴ技術を取り入れた調査研究の開発及び機器の整備を図るなど、大変ご苦労をおかけしましたが、私にとっては意義深い貴重な経験をさせていただきました。新しい21世紀を迎え、試験所が持つ立地条件と整備されたＩＴ技術がフルに活かされて3部門の調査研究の成果が地域社会の災害防止に大いに貢献されることを願っております。

　この度3月31日付けで定年退職となりました。在職中は公私に渡り皆様方には、大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。
建設省新潟試験所、国土交通省新潟試験所と、移りゆく時代の流れの中こうして無事に定年を迎えられる事は、諸先輩方、皆様方の温かいご指導、励ましのお陰です。この感謝の気持ちは、これからの私の財産であり誇りとして残りの人生の励みとして過ごして行きたいと思います。
　最後になりましたが、人生・人間・研究は七転八倒です。これからの試験所の益々の発展と皆様方のご健康を祈念し、挨拶にかえさせていただきます。36年間有り難うございました。

　平成10年4月に土木研究所新潟試験所勤務となり、日々冬期道路管理行政の一翼を担ううちに3年の歳月が瞬く間に過ぎ去り、平成13年4月から国土交通省長岡国道工事事務所に転任しております。試験所在職中は、公私共に新潟試験所の皆様から懇切丁寧かつ愛情豊かなご指導、ご鞭撻をいただき、有り難うございました。
　私にとって新潟試験所は、行政的かつ学術的に冬期道路行政について、自由闊達な環境下で習得するとともに、日瑞ワークショップでの口頭発表等を通じて国際的視野を広げていく機会を与えていただけたことを心より深く感謝するとともに感涙している次第でございます。新潟試験所の益々のご発展を祈念しております。