土質・振動チームは,河川堤防・道路盛土・道路斜面・地盤環境・擁壁などを対象に調査・研究・開発に取り組んでいます。扱っている事象も越水・浸透・耐震対策・維持管理など多岐にわたります。
私は主に”河川堤防”や“河川構造物”を対象に越水・耐震対策・維持管理の研究を担当しており,施設管理者(官)・土木技術者(民)・学術研究者(学)など多くの方と連携し研究を進めています。
地震や豪雨等の災害が発生した際には被災した現場に向かい,被災の原因究明や復旧に関する技術的な助言などを行っています。
私は博士課程修了後に,土研とは別の研究機関で働き,その後,土研に就職しています。土研に就職してから,管理部門への異動(2年間)がありましたが,大学で学んだ専門的な内容を活かして研究活動に取り組んでいます。
▲豪雨災害発生時の調査の様子
土研の研究対象は,最新技術を使って問題の原理原則を解明することだけが目的とはなっておらず,さらにその範囲を大きく飛び越えて,広く多くの人が使えるような技術開発をし,社会問題を解決するための提案までを含めて“パッケージ”で研究開発しているところが,すごく面白いと思っています。
“土木技術”と“社会”の関係を強く意識しながら研究開発を進めており,“研究者”と“技術者”の両面のスキルをバランスよく吸収できる環境だと感じています。
▲土質振動チームでの仕事中の様子
つくばは,国や民間の研究・教育機関が集積しており,科学技術を身近に感じられる魅力的な場所です。また,雄大な筑波山をはじめとする豊かな自然も存在し,“都市”と“自然”の調和が取れた過ごしやすい街です
休日は,つくば市内に点在する研究機関の一般公開施設を巡ることもあれば,つくばエクスプレスで都心までのアクセスも良好であるため,家族で都心方面へ買い物に行くこともあります。
つくば市内には素敵なお店が数多くあり,新しいお店を開拓するのが楽しみの一つです
▲自然豊かな筑波山の山頂から見たつくば市街
出勤
実験・打ち合わせ
(午前)河川堤防の耐震対策に関する遠心模型実験 河川堤防の模型を土槽内に作製し,実際の地震動を模擬した地震動波形を入力して耐震対策の有無による効果を検証します。非常に緻密で精度の高い模型を作ってもらい,大規模な実験装置を用いて多種多様な実験を行っています。
▲実験で使用している大型動的遠心力載荷試験装置と研究チームの
メンバー
土研の研究員や民間から出向できている交流研究員と一緒に実験結果についてディスカッションを行い,様々な観点から解釈を行います。それぞれのスペシャリティーを活かしながら議論し,現象の解明・理解や社会実装への道筋などを考えています。
▲地震動波形を入力し液状化によって沈下が発生した河川堤防模型
の様子
昼食
技術的な助言
(午後)技術的な助言(打ち合わせや出張) 行政や施設管理者の現場で困っていることなどを技術的・科学的な観点から助言をします。本省や地整との繋がりが強く,毎週打ち合わせを行っています。(出張も多いです!)
▲官民学の関係者による勉強会の様子
土研からの一方的な技術的助言だけでなく,現場でのニーズに耳を傾け,(研究課題となりそうな)解決しなければならない問題はどこだろうかと意識することを心がけています。 新しい研究課題が出てきた際には,自分ひとりの力では解決出来ないことも多いので,官民学の関係者が一体となって問題に取り組めるよう,普段から人との繋がりを大切にしています。
▲大学や民間企業の方と一緒に調査のための出張に行くことも
帰宅