ダムや道路などのインフラは多くの場合、地質を基礎や材料としています。つまり「地質がインフラを支える」のです。これは「土木技術を地質学が支える」と言い換えることもできます。ただし土木地質に関する課題は多種多様で、解決には地質学的な評価はもちろんのこと、工学的、行政的な視点も必要になります。皆さんにはこれまで培ってきた専門性を活かしつつも、そこにとどまらず、新しい分野に積極的にチャレンジされることを期待します。
露頭調査中
地質チームは国土交通省関係で唯一の土木地質全般に関する研究組織として地質や物理探査を専門とする職員が集まっています。全員が「地質の人」としての意識を持ち、若手からベテランまで家族的な雰囲気が特徴です。
アクリルスタンド作りました
地質チームは国土交通省関係で唯一の土木地質全般に関する研究組織として地質や物理探査を専門とする職員が集まっています。全員が「地質の人」としての意識を持ち、若手からベテランまで家族的な雰囲気が特徴です。
土木事業の現場における地質的な課題に対し、行政と連携して研究を行っています。現場の困りごとを解決し、安全かつ効率的に事業を進められるようにすることは、土研の重要な任務の一つです。研究のアプローチは様々ですが、全国規模のデータ解析や大規模現地実験などは土研でしかできないものです。また、土研の研究成果は、学会発表や論文として発表するだけでなく、広く活用される基準・指針類や国の技術施策へつながるのが大きな特徴であり魅力の一つです。
ボーリングコア観察中
つくば市は整備された広い公園が多く、中心部はペデストリアンデッキにより歩道と車道が分離されているので、子供を育てるには良い環境です。ただ、車はあったほうがいいですね。通勤も便利になりますが、休日の活動範囲がぐっと広がります。市内の研究所巡りも楽しいです。
私のおすすめの場所は筑波山のふもとにある平沢官衛遺跡の芝生広場。つくば駅から車で20分ほどの距離ですが、どこまでも広がる空の下、子どもとキャッチボールをしていると日々の仕事を忘れてリフレッシュできます。
平沢官衛遺跡前の広場にて
(最近は押され気味)
自宅出発
自宅はつくば駅から徒歩10分くらいの場所にある公務員宿舎で、自家用車で通勤しています。少し渋滞することもあるので、余裕をもって家を出るようにしています。
出勤
(午前)主にチーム内で出勤したらまずメールをチェックします。合わせて、本日の予定と業務内容を確認。一日の行動スケジュールを立てます。組織としての事務的な仕事も多くあるので、忘れずに対応します。
チーム全員で打合せ
月曜日の朝は、チームメンバー全員で打合せを行います。一週間の予定や伝達事項などを共有します。研究の進捗状況の報告や新しい研究課題の相談などを行うこともあります。出張が多い職場なので全員が顔を合わせるこの時間が大切です。
研究打合せ
若手研究員と研究の進め方に関する打合せをします。じっくりと議論することで課題が明確になったり、解決の糸口が見つかることもしばしばです。
昼食
(午後)技術支援を中心にダムの地質に関する技術相談(1件目)
会議室で国総研のダム構造に関する専門家と一緒に、国交省や都道府県のダム現場からの技術相談に対応します。
今回はダム基礎の岩盤評価や強度設定に関する内容。資料は数百ページに及ぶこともあり、短時間で理解するのはかなり大変ですが、安全なダム建設のために気は抜けません。不明なことはどんどん聞くようにしています。
ダムの地質に関する技術相談(2件目)
ダムに関する技術相談は一日に複数あることも。相談件数が多いと自席にいる時間が少なくなるので、チーム内の業務とのバランスにも配慮します。
技術相談で使った野帳(2年分)
退庁
技術相談結果の整理や、〆切の近い業務などを終わらせて帰宅します。帰り道は渋滞もなく快適です。
※ここでは在庁日について紹介しましたが、地質分野は現地調査が基本で、数日間にわたる出張も珍しくありません。続くと少しハードですが、全国の地質や自然を見られることは楽しみでもあります。