私の所属している流域生態チームの研究内容のトピックは多岐にわたりますが(河道管理、環境DNA、汽水域、動植物などなど)、私はその中でも河川およびその流域に生育する植物に関する研究に携わっています。2006年から2014年に全国の河川で行われた調査において、日本の在来植物の約40%の種(約2800種!)が河川に生育することがわかっており、植物と一言にいっても草から樹木からシダ植物まで様々です。河川環境の保全や河川の維持管理を考える際に植物はさまざまな側面で関係してきます。河川の植物を保全したい、もしくは適切に維持管理したいといった際にどうしたらでできるのか、さらにはどうしたら効率化できるのかということに答えられるように日々研究を行っています。特にここ数年は河川に生育する水生植物に着目して研究をしています。
▲河川域に生育するさまざまな植物
やる気さえあれば、全国の河川や湖沼を対象に研究をすることができます。そのためにも年数回開催される多自然川づくりや湖沼に関する研究会に積極的に参加し、国土交通省河川事務所の方々と関わりを持てるようにしています。他にも同じ研究グループの自然共生研究センターが岐阜県各務原市にあり、そこに所属するメンバーと共同で研究を行うこともできます。
自然共生研究センターのメンバーと調査をしている様子。
河原の植物の調査しています。
長期休暇がとれた際は、なるべく今まで行ったことが無い地域に行くようにしています。
今回のGWでは学生時代の友人と静岡に行き、新茶を飲んだり吊橋を渡ったりしました。
実際に渡った吊橋、大井川の上にかかっています。
下はスケスケなので川はよく見えましたが、地味に怖かったです
自宅から自家用車で通勤しています、フレックスを使用しているため、渋滞に巻き込まれることはあまりありませんが、時間によってはかなり混みます。
出勤
午前)標本や研究資料の作成
調査で取得した植物から標本を作製したり、データを解析したり、学会発表のための資料を作成したりします。学会発表や論文の締め切りが近いと調査に行く暇もなく、デスクにかじりついていたりすることも多いです。
とはいえ、植物が元気な6月から10月ころは朝一から土研周辺の河川調査にでかけ、1日中デスクに座らない日もあります。
現在は休憩時間の短縮を使用し、退社時間を早く設定しています。
▲標本作成の流れの例、調査シーズンは常に標本作成にも追われていたりします。。。
昼食
チームミーティング
週に1度チーム内でミーティングをします。週の予定の共有をしつつ、各自が取り組んでいる研究に関して話しあったりしています。このほかにも自然共生研究センターと合同の勉強会を週1回程度行っています。
調査準備
調査に必要な道具を揃えます。河川に入って調査することが多いので、胴長や耐水紙に印刷した調査野帳、防水カメラなどは必須です。そのほかにも調査する場所によって流速計や水質計を持って行ったりします。水深などを計測する折れ尺は流されてもいいように常に2本以上持っていくようにしています。
胴長・防水カメラ・流速計・折れ尺などを用いて調査をしている様子。
水中に生える水生植物の調査をしています。
帰宅