土研の人

流域水環境研究グループ 流域生態チーム 槐 研究員

業務内容について

 私の所属している流域生態チームの研究内容のトピックは多岐にわたりますが(河道管理、環境DNA、汽水域、動植物などなど)、私はその中でも河川およびその流域に生育する植物に関する研究に携わっています。2006年から2014年に全国の河川で行われた調査において、日本の在来植物の約40%の種(約2800種!)が河川に生育することがわかっており、植物と一言にいっても草から樹木からシダ植物まで様々です。河川環境の保全や河川の維持管理を考える際に植物はさまざまな側面で関係してきます。河川の植物を保全したい、もしくは適切に維持管理したいといった際にどうしたらでできるのか、さらにはどうしたら効率化できるのかということに答えられるように日々研究を行っています。特にここ3年間は河川に生育する水生植物に着目して研究をしています。

豪雨で発生した地すべり災害の現場
災害現場の地質状況を調査
災害現場の地質状況を調査

土研の魅力・やりがい

 やる気さえあれば、全国の河川や湖沼を対象に研究をすることができます。そのためにも年数回開催される多自然川づくりや湖沼に関する研究会に積極的に参加し、国土交通省河川事務所の方々と関わりを持てるようにしています。他にも同じ研究グループの自然共生研究センターが岐阜県各務原市にあり、そこに所属するメンバーと共同で研究を行うこともできます。

自然共生研究センターのメンバーと河原の植物の調査をしている様子

自然共生研究センターのメンバーと調査をしている様子。
河原の植物の調査しています。

休日の過ごし方

 長期休暇がとれた際は、なるべく今まで行ったことが無い地域に行くようにしています。
今回のGWでは学生時代の友人と静岡に行き、新茶を飲んだり吊橋を渡ったりしました。

実際に渡った大井川の吊橋

実際に渡った吊橋、大井川の上にかかっています。
下はスケスケなので川はよく見えましたが、地味に怖かったです

通勤方法

 最寄り駅から土研まで自転車で通勤しています。基本平坦な道のりなのですが、ママチャリの限界を感じ、最近は中古のクロスバイクで通っています。

ある一日のスケジュール