国立研究開発法人 土木研究所

研究活動

熊本市及び独立行政法人土木研究所との土木技術に関する連携・協力協定について

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調印式の様子はこちら(Webマガジン第3号)

1 協定の目的

 熊本市と土木研究所が土木技術に関する包括的な連携のもと、相互に協力を行い、良質な社会資本の効率的な整備及び管理に寄与することを目的とし、特に、次に掲げる事項について連携及び協力を行う。

 

(1)技術的課題解決のためのパートナーシップの構築と連携強化

(2)技術情報の共有を通じた地域技術力の向上及び技術の承継

(3)技術者育成

2 協定の背景や特徴

 土木研究所はこれまで土木技術に係る研究開発ならびに技術指導や成果の普及により、良質な社会資本の整備及び管理に無くてはならない役割を果たしてきた。今後は、社会資本の整備主体である地方自治体等とより一層連携を密にし、現場ニーズに即した技術支援を目指している。今回の熊本市との協定締結が地方自治体との協定第1号であり、様々な面でモデルケースとしていきたい。

 熊本市は、九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に向けた都市基盤整備、中心市街地の活性化等重要施策に取り組むとともに、市民の皆様に身近な既存施設の適切な維持管理を行っていくことが重要な時期である。今後、政令指定都市が実現すれば、今まで以上に自らの力でこれらの取り組みを進めていかなければならない。このような時期に土木研究所と協定を結び、まちづくりを担う技術者の技術力向上を図ることは重要と考える。

3 連携・協力に向けた主な取り組み
(1)
連携・協力を実施していくための窓口を双方に設置し、定期的に意見交換を行う。また、市で実施する様々な土木事業等について土木研究所から助言や技術指導を受ける。
(2)
熊本市が抱えている土木事業等に係る諸問題の解決に向けた情報交換や技術的支援を行う。
(個別に協議を検討している主な項目)
(1) 道路構造物の効果的な維持管理技術
(2) 自然再生、共生を可能とする河川再生技術
(3) 下水道施設の効果的効率的な維持管理について
(3)
熊本市の技術者の育成と現場ニーズの把握を行う。
土木技術分野における協力関係を構築することで、双方職員が交流でき、相談しやすい環境が整う。また、必要に応じて土木研究所に交流研究員として熊本市の技術者を派遣する。
4 協定書

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