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このページはホームの中のお知らせ (平成25年度) の中の年頭のご挨拶のページです。

お知らせ

年頭のご挨拶

独立行政法人土木研究所 理事長 魚本 健人

 

理事長写真
新年明けましておめでとうございます。
私ども土木研究所では、平成23年度から始まった第3期中期計画を進めており、今年はその4年目を迎えます。
この第3期中期計画では、
①「安全・安心な社会の実現」
②「グリーンイノベーションによる持続可能な社会の実現」
③「社会資本の戦略的な維持管理・長寿命化」
④「土木技術による国際貢献」
の4つの目標に沿った研究開発を重点的に進めているところです。
昨年8月に実施された国土交通省の独立行政法人評価委員会では、「業務全般について中期計画の目標達成に向けて着実な実施状況にある。(A)」という評価をいただいたところです。
また、昨年を振り返れば、10月に発生した台風26号による記録的豪雨により、伊豆大島で同時多発的な斜面崩壊、土石流が発生しました。土木研究所では伊豆大島へ土砂災害の専門家として職員を派遣して現地調査を実施するとともに、東京消防庁や自衛隊が行う捜索活動や大島町の避難勧告の対象範囲決定に技術的助言を行うことで、捜索活動の安全確保や住民の安全確保に貢献できたと考えております。
記憶に新しいところでは、11月に発生した秋田県由利本荘市の市道猿倉花立線道路のり面崩落事故がありました。土木研究所では、事故直後から職員を派遣し、行方不明者の捜索にあたって現場の安全確保のための技術的助言を行いました。
他にも、一昨年7月にインドネシアのアンボン島ワイエラ川に発生した天然ダムが昨年7月に決壊しましたが、天然ダム発生直後より土木研究所が設置していた「土研式水位観測ブイ」の水位情報が、ダム決壊時の住民避難に寄与するなどの国際貢献も行っております。
これからも土木研究所では、社会が必要としている土木技術上の問題点の解決や、より望ましい対策の提案といった本来の使命を果たせるよう、着実な活動を続けていきたいと考えています。
今年も引き続き皆様のご支援、ご協力をお願いし、我々も役職員一同、土木研究所の使命を果たしていきたいと考えております。
最後に本年が良い年でありますことを希望しながら新年のご挨拶といたします。
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