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安全性評価
研究課題

■河川流域におけるPPCPs(医薬品等由来化学物質)の挙動の解明に関する研究
■下水汚泥中内分泌かく乱物質の汚泥処理過程及び土壌環境中での挙動に関する調査
■底泥の有機性有害物質の実態および挙動に関する研究
■リサイクル資材由来の微量有機汚染物質の生物影響評価と対策技術に関する研究
■病原性微生物の同定方法および挙動に関する研究
 
 
河川流域におけるPPCPs(医薬品等由来化学物質)の挙動の解明に関する研究(平成17年度〜平成21年度終了予定)

近年、医薬品や日用品などに由来する多様な化学物質(PPCPs: Pharmaceuticals and Personal Care Products)が水環境中に存在することが報告されており、環境影響が懸念されている。これらは、抗生物質、合成抗菌剤、解熱剤など多様かつ使用量が膨大であり、また都市域、畜産など流域で広く発生しており、分析方法が未確立の物質もあり、実態の解明が十分ではない。本研究は、多様なPPCPsの中から重要物質をリストアップする作業から始めて、分析方法の開発、環境への放出・移行・変化量の把握により、流域での挙動把握につなげることを目的として実施している。
【 キーワード: PPCPs,医薬品,日用品,化学物質,河川流域,挙動】

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下水汚泥中内分泌かく乱物質の汚泥処理過程及び土壌環境中での挙動に関する調査 (平成17年度終了)

近年、資源の有効利用の観点から下水汚泥の再利用が進んでいるが、このとき、下水中のノニルフェノール類やエストロゲンが再利用される下水汚泥中に移行し、環境汚染につながることが懸念される。このため、下水汚泥中および下水汚泥リサイクル製品中に含まれるこれら物質の制御技術の開発が求められている。本研究は、下水汚泥コンポスト中のノニルフェノキシ酢酸を含むノニルフェノール類、エストロゲンの抽出手法を提案し、下水汚泥コンポストの施用時のノニルフェノール類、エストロゲンの土壌環境での挙動を把握するとともに、下水汚泥処理過程におけるノニルフェノール類、エストロゲンの挙動および運転条件との関係の解明を目的としている。
【 キーワード:下水汚泥・内分泌かく乱物質・挙動把握 】

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底泥の有機性有害物質の実態および挙動に関する研究(平成17年度終了)

閉鎖性水域の底泥は、流域で発生・使用された有機性有害物質による汚染が懸念されている。特に、多環芳香族炭化水素による底泥の汚染が指摘されており、底泥中での多環芳香族炭化水素の存在実態の解明、底泥中での分解等の挙動の解明が求められている。本研究では、底泥中の多環芳香族炭化水素の存在実態を解明するとともに、底泥中でのベンゾ[a]ピレン等の挙動を解明することを目的として研究を進めている。
【 キーワード:底質・ベンゾ[a]ピレン・実態把握 】

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リサイクル資材由来の微量有機汚染物質の生物影響評価と対策技術に関する研究(平成17年度終了)

有機資材や再生水などのリサイクル資材中には,草木廃材や下水などの原材料由来の多様な微量有機汚染物質が含まれていることが近年明らかとなってきており,その生態影響が懸念されている。リサイクルの着実な推進のためには,こうした生態影響を正確に評価する方法および対策技術が求められている。本研究では、草木廃材や下水を原材料としたリサイクル資材に含まれる可能性のある微量有機汚染物質として殺菌剤や医薬品等を対象とする。リサイクル資材の利用形態に応じて,土壌,底質および水中の生物への微量有機汚染物質による生物影響を定量的に評価する方法を開発するとともに,リサイクルの段階において生物影響物質を低減するための対策技術を開発する。 【 キーワード:リサイクル,生物影響,微量有機汚染物質,化学物質,医薬品 】

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病原性微生物の同定方法および挙動に関する研究(平成17年度終了)

下水処理水が関与した病原性微生物による集団感染の未然防止、また、下水処理水や汚泥の再利用にあたり、下水処理水や下水汚泥に含まれる病原性微生物に関する安全性確保が求められている。このため本研究課題では、上記の要請を踏まえ、環境水・下水・汚泥中の極微量の病原性微生物(ウイルスおよび原虫)を、分子生物学的手法(特にPCR (Polymerase Chain Reaction) 法)により、迅速かつ高感度に検出する手法を提案すること、また、下水処理過程や環境中での挙動を解明することを最終目的として研究を進めている。 【 キーワード:ウイルス・クリプトスポリジウム・PCR法・処理水再利用・感染リスク 】

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−連絡先−
独立行政法人土木研究所材料地盤グループリサイクルチーム
〒305-8516 茨城県つくば市南原1-6 TEL: 029-879-6765 FAX: 029-879-6797

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