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NEL News
新潟試験所ニュース
季刊 ・ 第26号 土木研究所 新潟試験所
2003年 8月発行 Niigata Experimental Laboratory , Public Works Research Institute


トピックス

JICA研修生来所■JICA研修生来所

 国際協力事業団(JICA)の火山砂防工学研修が、5月1日から2日にかけて新潟県の新井砂防事務所と新潟試験所で行われました。今回の研修生は、インドネシア、イラン、フィリピンの各国から来日された政府機関の技術者3名です。研修では、1日に新井市平丸の地すべり防止工事現場及び板倉町久々野の地すべり災害現場と地すべり資料館の視察が行われました。また、翌2日は、新潟試験所で武士所長と石井主任研究員(地すべりチーム)による地すべり調査と防止工事の講義が行われました。

国総研危機管理技術センター長講演会■国総研危機管理技術センター長講演会

 5月8日国土交通省国土技術政策総合研究所危機管理技術研究センター長中野泰雄氏を当試験所にお迎えし、「自然災害の危機管理」と題し講演会を開催しました。危機管理技術センターは、砂防研究室、水害研究室、地震防災研究室等から構成され、自然災害の防除・軽減に関する技術の開発・高度化、総合的な防災対策の計画策定に関する技術の開発を行っている部署です。講演会には地すべりや雪害等の多い上越地域の市町村を始め新潟県・富山県及び国土交通省の事務所の担当職員等47名の参加がありました。

平成15年度砂防学会研究発表会■平成15年度砂防学会研究発表会

 5月14日から15日にかけて、砂防学会が山形県天童市において開催され、秋山が「雪崩動態観測地における雪崩発生の時系列的特徴」の題目で発表しました。発表にはレーザを用いた計測手法が多く紹介されており、積雪に応用した研究もあり、今後の発展が期待できそうです。

■2003年度日本雪氷学会北信越支部研究発表会

 5月23日から24日にかけて、福井県鯖江市で標記の研究発表会が開催され、秋山が「白馬村八方尾根南斜面における雪崩の発生状況」の題目で発表しました。
 本年度は発表件数が多く、特に雪崩分野は最新の様々な発表があり有意義でした。

■地球惑星科学関連学会2003年合同大会

  5月26日から29日にかけて、標記大会が千葉市で開催され、秋山が山地の水文地質と物質循環のセッションに参加し、「積雪火山地における物質移動」と題して苗場山西麓で観測を行っている積雪による土砂生産と流出について発表しました。本大会開催中に宮城県沖で大きな地震が発生し、早速その速報が地震分野でポスター等で公表されておりました。

■北陸地方整備局管内技術研究会

 7月30日から31日にかけて、標記研究会が新潟市の朱鷺メッセにおいて開催されました。小林が「非塩化型凍結防止剤を用いた現道散布効果試験」について発表しました。北陸地方整備局の事務所等から115題の研究成果が発表され、活発な意見交換も行なわれておりました。

 

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