雪崩・地すべり研究センターたより

【転入者の紹介】
 主任研究員 金子正則
 4月1日付けで参りました。雪崩対策に関する研究を本格的に担当するのは初めてです。近年我が国では、地球温暖化の影響により少雪化の傾向にあると言われていますが、平成17年1月〜3月は各地で大雪となり雪崩も多く発生しました。まだまだ雪崩対策の着実な実施が必要であり、それに寄与するような研究を実施する所存です。趣味 テニス、目標 減量です。

 

【4月1日転出者挨拶】

主任研究員 秋山一弥
 土砂管理研究グループ火山・土石流チームへ異動することになりました。平成12年から5年の間、雪崩災害部門でお世話になりました。雪氷の分野は未経験でゼロからの出発でしたが、能生町柵口の雪崩観測システムの構築や、白馬村八方尾根の大規模雪崩観測、雪崩災害調査など充実した日々を過ごすことが出来ました。新潟試験所在職中にお世話になりました多くの方々には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

主任研究員 吉田克美
 国土交通省北陸地方整備局松本砂防事務所勤務を命ぜられました。新潟試験所在任の5年間、皆様には大変お世話になりました。平成16年は、新潟をはじめ全国的に大きな災害が頻発し、これまで以上に自然災害に対する研究の必要性が高まっております。今後も現地フィールドと直結した研究を推進し、十分な成果が得られますよう祈念いたしております。また、錦町をはじめ地域の皆様には、「あらいまつり」や運動会など、いろいろな行事にお誘いいただき、有意義な新井での生活を送ることができました。家族共々、この場をお借りしてお礼申し上げます。

研究員 小林一治
 北陸地整高田河川国道事務所へ復帰となりました。新潟試験所在任中は、道路雪害部門の一部の研究に携わり全国の道路管理者がその地域にあったことを実践していることを学び、大変勉強になりました。新たな職場においてもこれまでの研究内容が生かせるよう努力していきます。3年間色々とお世話になり、ありがとうございました。

 

【トピックス】

長者地すべり地下水流動状況調査
 高知県の依頼により、長者地すべりの地下水流動状況を調査するため、新たに開発した「高濃度酸素水追跡」の技術指導を行いました。作業に従事された方々は、これまで一般的に実施されてきた、食塩水を用いた地下水追跡については経験があるものの、今回指導した方法は初めての実施であり、最初は戸惑いを感じていたようですが、トレーサー投入や計測が容易なこと、これまで以上に明瞭な計測結果が得られたことから、今後の地下水排除工計画に有益な指導ができたものと考えます。

青木奈緒さん来所
 3月4日エッセイストの青木奈緒さんが当センターの雪崩研究施設の視察に訪れました。青木さんは雪崩災害に大変興味を持たれ、妙高市の雪崩発生現場へ行き、発生時の状況等を真剣に尋ねていました。取材をもとに「砂防と治水」4月号に文学者の感性で『連載エッセイ「雪の相」』に書かれています。


【職員集合写真】

 

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