雪崩・地すべり研究センターたより |
|
||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
また、1月5日未明に柵口地区で発生した雪崩では、地面から高さ10mに取りつけた山麓の気象観測用機材が設置以来6冬期ではじめて破壊されてしまいました。このときは夜間の悪天候時で雪崩の映像は得られませんでしたが、図1(左)のような、雪崩が山麓の観測点に近づくにつれて徐々に振幅が増大する、特徴的な地面の振動が記録されていました。振動データの振幅の積分値からは雪崩の規模が、また図1(右)のような周波数解析によって求まる卓越周波数(約9Hz)からは発生点までの距離がそれぞれ推定でき、映像がない場合でも雪崩の動態情報が得られます。今後は今冬得られた映像・振動データをすべてチェックし、豪雪時にどの程度の雪崩が発生したかをまとめることで、雪崩の発生予測の研究につなげていく方針です。
(文責:伊藤)
|
||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
7月1日付で、土砂管理研究グループ地すべりチームへ異動になりました。雪崩・地すべり研究センターには、4年3ヶ月間お世話になり、地すべり防止施設の維持管理に関する研究や地下水調査法の研究等に取り組んできました。
一年間は私にとって短い期間でしたが、花岡所長をはじめ、皆様のおかげで充実した研究生活を送ることができました。皆様には大変お世話になったことを心より感謝申し上げます。交流研究員の期間中、主に中越地震により発生した地すべりを調査し、その発生機構を検討しました。これは、地震による地すべりの発生機構について考える貴重な機会でした。研究結果が、今後地震による地すべり発生の危険度判定につながると期待しております。現在、富山の三和ボーリング株式会社にもどり、土砂災害の軽減のために、地すべり調査などの業務に頑張っています。
|
||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
4月1日付の研究員の異動により業務分担及び今年度の研究課題は次のとおりとなります。
|
||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
5月号で例年になく、たくさんの開花の報告をしましたが、南側の枝に鈴なりに実がなり、6月中旬に摘果(約230個)を行いました。まだ摘果が少ない気がしますが、現在約3〜4cmになった実(約370個)が元気よく育っており秋の収穫が楽しみです。しかし、病気?カラス?スズメ?の被害が見られ落果が多く心配です。病虫害被害を防ごうと職員による袋かけも行っているところですが、このリンゴには茎がほとんど無いため袋かけは難しく苦労しています。
撮影 7月下旬 |
![]() |
![]() |