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NHKニュースより
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10月23日で2004年新潟県中越地震(以降中越地震)の発生から、2周年となりました。これまで想定されていながら発生事例がなく、大きな課題であった地震時の地すべりの急激な挙動の実態把握とメカニズムを解明するために、重点研究「地震に伴う地すべりの強度変化特性調査」を進めてきました。これまでの多角的かつ積極的な研究により、この「謎」の一端を明らかにしました。これらの成果は「日本地すべり学会」研究発表会や国際シンポジウムInterpraevent2006 in Niigata(以降プリベント)などで発表しました。このプリベントではハスバートル前研究員が口頭発表し、NHKニュースで取り上げられました。
*研究成果の詳細は2Pの研究ノート
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沖見地すべり試験地の視察
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9月20日〜21日、プリベントで来日中のウィーン工科大学のブリューケル教授が来所しました。同教授は振動計を用いた地すべり調査法を研究されており、共同研究を念頭に沖見地区の現地観測とともに、柵口雪崩、中越地震の地すべりを視察しました。 |
(独)防災科学技術研究所主催によるシンポジウム“平成18年豪雪を振り返る”が新潟県津南町で開催され、当センターも共催機関として、9月29日に行われた秋山郷周辺の雪崩巡検では、長野県栄村屋敷地区で発生した雪崩災害について説明しました。翌日のシンポジウムでは「航空レーザー計測等による雪崩実態調査」についての研究結果を、花岡所長が報告しました。津南町や十日町市などの住民及び研究者、行政担当者114名の参加があり活発な議論がされました。
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10月1日、新潟県長岡市山古志において「第1回中越復興フェニックスマラソン&ウォーク」が開催されました。東竹沢の土砂ダムを折返し点とするマラソンに、泉田新潟県知事ほか、牧野国交省保全課長などの大勢の砂防関係者が参加し、当センターからは花岡所長と伊藤研究員が出場しました。復旧工事の続く国道291号沿いの非常にアップダウンの激しいコース10kmでしたが、コース沿道では多くの住民の方々の応援や温かいもてなしも受け、完走しました。
被災地の復興を心からお祈り致します。

旧山古志村庁舎をスタート
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