グラウンドアンカーについて道路利用者等に対する一定の安全性等を保ちつつ、これまで以上に効率的な維持管理を実現する必要があります。平成20年に「グラウンドアンカー維持管理マニュアル」を発刊し高い評価を受けているが、現場からはグラウンドアンカーの維持管理についてさらなる技術の充実が求められています。
平成21年度は、直轄国道について法面安定アンカーの機能低下事例を調査しました。また、機能低下したアンカーの抜本的な対策である増し打ちに関して、増し打ちアンカーがその近傍の既設アンカーに与える影響を検討するために、増し打ちアンカーの施工過程、引抜き時の群効果に関する弾塑性FEM解析を実施しています。
|