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地盤物性断面表示のための標準書式案

主として国土交通省が実施してきた地質・土質調査結果のうち、ボーリング柱状図と土質試験結果を公開しています。土木研究所では、これらに加え、弾性波探査や電気探査などの「物理探査」の結果として提供される二次元物性断面情報について、その流通・公開を進めるべく検討してきました。
ボーリング柱状図や土質試験結果については、2000年に策定された「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」(国土交通省)によって電子ファイルの書式が標準化されたことで、データベース化が飛躍的に進展しました。一方、物理探査結果は依然としてCAD形式の画像情報として提供されているに過ぎないため、それらから数値処理が可能なデータベースを構築することが困難でした。物理探査断面に表現されている物性情報を数値データとして取り出すことができれば、物性情報を集積した数値データベースの構築が可能になり、それらから表層部の地盤力学特性を評価することも可能になると期待されます。
そこで土木研究所は、物理探査断面を画像としてではなく数値データとして記述するための書式の素案を作成し、物理探査技術に関わる専門的な学会組織である(社)物理探査学会にこの素案の検討を委託しました。同学会においても同様の検討を独自に進めていたことから、比較的短期間で「地盤物性断面表示のための標準書式案」を取りまとめることができました。この書式案の利用・普及には、実際に地盤調査とその成果利用に携わる方々のご意見を反映する手続きが不可欠です。つきましてはこの書式案に対して、皆様のご意見をお聴かせいただきたく、お願い申し上げます。

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