土研ニュース

次世代社会インフラ用ロボット開発・導入にむけて見学会がおこなわれました

建設機械屋外作業実験場の見学



次世代社会インフラ用ロボット開発・導入の推進

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  国土交通省と経済産業省が実施している次世代社会インフラ用ロボット開発プロジェクトの一環として、委員会及び応募者による見学会が平成26年7月28日に土木研究所・国土技術政策総合研究所で行われました。

  このプロジェクトは、民間が開発したロボットの実用性を実際の現場で検証し、評価することによって、より実用性の高いロボットを早期に現場に導入しようとするものです。所内の施設も実証実験現場に含まれています。

  当日は、橋梁維持管理部会、12社・28名、災害調査部会7社・18名の2つの部会が午前・午後に分かれて所内の橋梁や建設機械屋外実験場などを見学しました。

  参加した各社はロボットの利用環境や条件を確認し、関係者と積極的な質疑応答をしていました。実際のロボットを利用した実証実験は本年の10月頃を予定しています。


(問い合わせ先:先端技術チーム)    

今年も開催しました!ちびっ子博士2014

 排水性舗装の紹介



遮熱性舗装・保水性舗装の紹介

○はじめに

 

  つくばちびっ子博士は、つくば市の主催により、小中学生が市内の各研究機関を廻り展示やイベント等を見学・体験するもので毎年開催しています。

  今年は7月25日(金)に国土交通省国土技術政策総合研究所(国総研)と合同で開催しました。

  当日は晴れ、最高気温が34.2℃と大変暑い中ではありましたが子供達と保護者の方399名が来場しました。

   

○バス乗車による施設見学ツアー


  今年は7月25日(金)に国総研と合同で開催しました。

  今年は、「試験走路&いろいろな、ほそう」と「試験走路&川をさかのぼる津波の実験」の2コースの体験・見学を行いました。

  「試験走路&いろいろな、ほそう」では、バスで試験走路を高速走行し、試走路の特徴や研究内容を説明した後、舗装チームにおいていろいろな舗装として排水性舗装や、遮熱性舗装、保水性舗装、コンクリート舗装などの紹介をしました。

  排水性舗装は、雨を路面下に浸透・排水させ車の安全走行に役立つ舗装です。実際に排水性舗装の効果を確認してもらうため、来場者の方に水をまいてもらい、一般の舗装との違いを体験してもらいました。

  遮熱性舗装・保水性舗装は、都市部の気温が高くなるヒートアイランド現象の対策の一つとして、路面の温度を低下させる舗装です。実際にそれぞれの舗装の表面を触ってもらい、一般舗装に比べ20℃程度温度が低くなるのを体感してもらいました。

  コンクリート舗装は、アスファルト舗装と比べ固まるまでに時間が掛かります。そこで、早く固まる超速硬セメントを開発しています。実際1分位で固まるのを実演して見てもらいました。

  「試験走路&川をさかのぼる津波の実験」では、国総研の津波を発生させる施設で、実際の地形の模型を津波が遡上する様子を見てもらいました。

  子ども達からは「遮熱性舗装や保水性舗装が、普通の舗装よりも熱くない」、「コンクリートが早く固まることに驚いた」、「津波の実験がすごい」などの感想を言ってもらえ、大好評のちびっ子博士でした。


○さいごに


  11月15日(土)には、国総研とともに土木の日一般公開を予定していますので、お誘いあわせの上どうぞ多くの方にお越しいただきますよう、お待ちしております。


(問い合わせ先:総務課)