土研 新技術ショーケース2019in広島を開催しました

  「土研新技術ショーケース」は、商品をショーケースに陳列して紹介するように、土木研究所が開発した新技術を講演会形式で説明するとともに、パネルや模型等を展示し、実際の現場等での適用に向けて技術相談に応じるものです。2002（平成14）年度から毎年、全国各地で開催し、新技術の普及促進を図っています。2019（令和元）年度は、広島をはじめ、東京、仙台、札幌、名古屋で、2020（令和2）年度は、福岡、高松、東京、新潟、大阪で開催いたします。

  広島は、6月13日に広島国際会議場で開催し、前回の広島開催（2017年11月30日）の参加者数216名の倍以上となる446名の方々に御参加をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

  中国地方で関心が高い土研開発新技術を選んで土研研究者または共同開発者が、河川技術1件、地盤・土質技術3件、防災技術2件、長寿命化技術2件、道路技術1件の技術講演を行いました。また、特別講演は、「平成30年7月豪雨災害などの災害を踏まえて」という共通テーマで、土木研究所職員の石井上席研究員には「平成30年7月豪雨による広島の土砂災害の特徴と土木研究所の研究・技術開発」、広島大学 防災・減災研究センター長　土田 孝氏には「平成30年7月豪雨における土石流による住宅及び社会基盤施設の被害と今後の研究課題」という題で、それぞれ講演を行っていただきました。また中国地方整備局　機械施工管理官　竹田 幸詞氏に「中国地方整備局の新技術の取組」という題で講演を行っていただきました。展示技術相談コーナーでは56件の技術を展示し、河川分野、道路分野、防災分野、コンクリート分野、鋼構造分野の計12件の技術のミニ講演会を土研研究者や共同開発者が行いました。

  なお、ショーケースで講演した発表資料は、土木研究所ホームページで御覧いただけます。

特別講演	展示・技術相談コーナー

  今後は、以下の場所での開催を予定しております。詳細につきましてはホームページ等でお知らせいたしますので、皆様是非ご参加ください。

  また、東京では、2020年6月に「土研　新技術セミナー」の開催も予定しております。詳細につきましては、ショーケースと同様にホームページ等でお知らせいたしますので、セミナーにも皆様是非ご参加ください。

（問い合わせ先：技術推進本部　029-879-6800）