■土木の日'99新潟試験所一般公開を実施
去る11月27日新潟試験所では開所以来初めて一般公開を行いました。
「土木っ てなぁん だ?」を テーマに 小学生を はじめ広 く一般の 方々に新 潟試験所 をもっと 良く知っ てもらう ため、土曜日に行ったものです。当日は天候にも恵まれ65名(大人55名、子供10名)の見学者が訪れ、雪崩の模型実験やパネル展示物・すべり測定車等興味をもって見学していました。見学者からは「試験所の研究内容等が分かり大変良かった」等好評でした。詳しくはこちらをご覧下さい。
■寒地シンポジウムにおいて発表
去る11月17日か
ら19日までの3日 間にわたり、第15回寒地技術シンポ ジウムが北海道北 見市のホテルベル クラシック北見に おいて開催され、 2題の特別講演と
140題の調査研究報告が行われました。
当試験所からは「冬期路面管理水準の策定に関する研究」と題して荒川が、一般国道18号における現地詳細観測結果から雪氷路面対策で確保されているすべり摩擦係数の現状と凍結防止剤の散布効果について報告しました。その後の質疑応答では活発な討議がなされました。
■土木研究所研究発表会において発表
去る12月9日から10日までの2日間にわたり、茨城県つくば市の土木研究所において、第38回土木研究所研究発表会が開催されました。発表会には、各研究室から多数の応募があり、そのうち20題が研究発表論文として採択されました。当試験所からは「雪氷路面の現地観測と路面状態予測モデルに関する研究」と題して荒川が、雪氷路面における熱収支の実測結果から、凍結防止剤や通過交通が各熱収支成分に及ぼす影響について考察した内容について発表しました。
■日本雪工学会全国大会において発表
去る12月
17日から18 日までの2 日間にわた り、第16回 日本雪工学会全国大会 が富山県民 会館におい て開催され ました。大 会では7題のパネルディスカッションと公開シンポジウムが開催された他、11のセッションから構成される57題の調査研究論文が発表されました。
パネルディスカッションでは新潟試験所長が「積雪期の地すべり挙動について」と題し、新潟県における積雪期の地すべりの発生状況と、沖見及び猿供養寺試験地における融雪期及び積雪増加期の地すべり発生機構について講演しました。
また論文発表では、当試験所から「雪氷路面が道路交通に及ぼす影響に関する研究」と題して早川が、一般国道18号における定点自動観測結果から路面状態の変化が走行速度、車頭間隔等に及ぼす影響について発表しました。
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