共同研究

油圧ショベル制御信号の共通化に関する研究

国立研究開発法人土木研究所は『油圧ショベル制御信号の共通化に関する研究』を公募し、2023年4月より共同研究を開始しました。

  • 研究目的
    •  現場の担い手・技能人材不足への対策として、建設機械の遠隔操縦化や自動・自律化技術(以下,「遠隔・自動技術」)による建設現場における生産性の飛躍的な向上が期待されている。「遠隔・自動技術」の研究を促進するためには、建設機械を電子制御に対応させることに加え、電子制御のための通信の入出力情報(以下,「制御信号」)を、メーカや機種に依らず共通化・公開することが重要である。

       そこで本共同研究では、外部装置から建設機械を動作させる為に、望ましい制御信号の標準的な在り方を明確化する。また、これを「共通制御信号」として、具体化した原案を作成することを目的とする。なお、対象機種は、まず国内で最も台数が多い油圧ショベルを対象とする。

  • 実施期間
    • 2023年 4月 ~ 2025年 3月 (未定)

  • 本共同研究成果(共通制御信号原案)の活用予定
    •  本原案を国土交通省「建設機械の自動化・自律化協議会:安全・基本設定WG」へ報告し、「協調領域」の一つとして検討していく。また、JIS、ISOなどの標準化へ向けた取組等についても同様に検討していく予定である。

  • 共同研究参画者(順不同)
    • 日立建機株式会社
    • コベルコ建機株式会社
    • 株式会社小松製作所