チーム概要

 水質チームでは、健全な水環境の保全と持続可能な水インフラシステムの実現を目指し、水質に関する研究・技術開発に取り組んでいます。
 ダム貯水池・湖沼等の閉鎖性水域、河川や沿岸域、下水道施設などの流域全体を対象として、様々な技術課題に取り組むとともに、技術支援や成果の普及を通じて現場の課題解決に貢献しています。
 これらの課題解決に向けて、現地調査、化学分析、バイオアッセイ、遺伝子情報解析、数値計算などの手法を活用し、以下の研究を実施しています。
水環境管理に関する研究
気候変動に伴う河川流量の減少や水温変化等が水質・生態系に及ぼす影響を評価するとともに、河川、湖沼、ダム貯水池、下水処理場等を対象とした新たなモニタリング技術、水質予測技術、水質制御技術の開発を通じて、健全な水環境の保全と持続可能な水質管理手法の構築に取り組んでいます。
水資源として下水再生水・栄養塩管理に関する研究
気候変動に伴う渇水リスクの増大や沿岸域の貧栄養化等に対応するため、下水処理水の再利用や栄養塩の有効活用に向けた研究を行っています。病原微生物や消毒副生成物に対応した新たな消毒技術の開発や、栄養塩供給が放流先水域に及ぼす影響のモニタリング・評価技術の開発を通じて、下水処理水を水資源として安全かつ有効に利用するための技術開発に取り組んでいます。
健康リスク管理に関する研究
安全で良質な水環境の確保に向けて、病原微生物や新興汚染物質による健康リスクの把握・評価に関する研究を行っています。次世代シーケンサー等を活用した高精度な病原微生物検出技術の開発を通じ、遺伝子情報を活用した感染症流行予測や下水放流水の安全性の評価手法の構築に加え、マイクロプラスチック等の環境影響評価を通じて、水環境におけるリスク管理手法の高度化に取り組んでいます。
水インフラ健全性診断に関する研究
下水道管きょを含む下水道施設やダム貯水池等の水インフラを対象として、次世代シーケンサー等を活用した微生物情報の解析により、施設や水処理プロセスの状態を把握・診断する技術の開発に取り組んでいます。また、これら水インフラの健全な状態を維持し、目標とする水質を効率的に実現するための運用・管理手法の開発に取り組んでいます。

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