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チーム紹介

 近年、豪雨・地震に起因した天然ダムや火山噴火の影響を受けた土石流等によって甚大な被害が多数生じています。
 また、火山活動・地震活動の活発化や地球温暖化等の環境変動に伴い、土砂災害のさらなる激甚化が懸念されています。
 これらの現象は、想定していた被害予想範囲を超える恐れがあり、現地での発生現象の解明・理解に努め、高精度化する空間情報やICT技術なども活用した調査解析の精度向上と迅速化を図り、 事前避難や応急対策の実施に繋げるほか、事前防災のためのより合理的なハード対策実施に繋げていくことが重要です。
 当チームはこのような現象に対して、現場への効果的な技術支援が行えるよう、発生箇所、規模、被害範囲の予測手法を開発するとともに、三次元点群データなどを活用した発災時の緊急的な調査・監視手法の研究を行っています。

研究課題名

  • 大規模噴火による長期にわたる広域降灰時の土石流影響評価手法の開発(R4-R9年度)
  • 砂防施設の致命的な損傷防止のための点検手法に関する研究(R4-R6年度)
  • 土石流発生後の応急対策で対象とする土砂流出現象と対応手法に関する研究(R4-R6年度)
  • 火砕物堆積斜面の降雨履歴に伴う表面流出変化に関する研究(R4-R6年度)
  • 災害直後の砂防施設の自動点検手法に関する研究(R5-R7年度)
  • 土石流により流送される流木の流出率の変化に関する基礎的研究(R6-R8年度)