「土木の日研究所大公開2025」 を開催!
「土木」という漢字を分解すると、それぞれ「十一」と「十八」になることから、11月18日は、“土木の日”とされています。この「土木の日」にちなんで、毎年十一月十八日(土木の日)に近い土曜日に、土木研究所(以下、土研「どけん」)と国土技術政策総合研究所(以下、国総研「こくそうけん」)では、研究所の一般公開を行っています。 本年は、「土木の日研究所大公開2025」と称して、令和7年11月15日(土)に開催しました。
土研・国総研は、ふだん何気なく使っている道路や橋、トンネル、ダム、河川の堤防、下水道など、安全で便利な生活になくてはならない土木構造物を作ったり、長く使えるように管理する「方法」について研究をしています。
研究所大公開では、実際に研究で使われている巨大な施設(全長700メートルのトンネル、長さ6キロメートルの試験走路等)を見学したり、体験教室(実際にコンクリートを練り混ぜて置物を作ったりする体験)などを通じて土木の魅力の一端に触れていただいて、土木に関する理解を深めて頂くことを目的としています。
本年の一般公開では昨年に引き続き、一部の施設見学および体験教室をのぞき、事前予約不要として開催しました。当日は県内、県外からおおよそ1,400名もの方にご来場いただきました。
●7箇所の施設見学 と10の体験教室、働く自動車展
今回の大公開では、7箇所の実験施設の公開と10の体験教室、働く自動車展を開催し、広大な施設内を循環バスに乗って各会場を巡りました。来場者からは「普段経験することができないインフラ整備の様子を勉強することができ貴重な経験となった」、「ダム漫談すごくおもしろかったです!ベルヌーイをあんなにうまく言語化できない!」など、土木に関する興味関心や知識が深まったと様々なご意見を頂き、各公開施設とも大変好評でした。
以下、公開施設と体験教室の一部を簡単にご紹介します。
試験走路を走行し、実験施設の紹介を通して道路に関する知識を身につけてもらいました!

複雑な水の流れを、大型模型で観測し、ダムの役割と構造を学んでもらいました!

無人ショベルカーを遠隔で操作する体験をしてもらいました!

恐ろしい洪水被害はどのような様子か、マインクラフトを使って体験してもらいました!
●ボール紙でつくる橋コンテスト
ものづくりを通じて、生活を支えている橋等の土木インフラの大切さを知ってもらうため、つくば市の小学4年生及び5年生を対象とした「ボール紙でつくる橋コンテスト」を毎年行っています。今年で32回目となるコンテストには、34校から515作品の応募がありました。当日は応募作品の展示と優秀作品等の表彰式を行いました。
![]() つくば市立桜南小学校 星尾 明里さん |
![]() つくば市立香取台小学校 野上 紫央さん |
![]() つくば市立沼崎小学校 若梅 優実さん |
●他の一般公開のご紹介!
土研・国総研では、年間を通じて3回の一般公開を行っています。
R8.4 科学技術週間一般公開
R8.8 ちびっこ博士
R8.11 土木の日研究所大公開
【イベント情報はこちら】
https://www.pwri.go.jp/jpn/about/pr/event/index.html
また、土研のトップページから団体様向け一般見学のご予約を受け付けています。ご興味がある方は是非HPをのぞいてみてください。
【一般見学のお申し込みはこちら】>
https://www.pwri.go.jp/jpn/about/pr/facilitytours/index.html
最後に、土木の日一般公開は、研究所にとって、その活動内容や土木事業の重要性をアピールする数少ない機会の一つですので、次回もよりよいイベントにしていきたいと考えています。ぜひご期待ください。
(問い合わせ先 : 研究企画課、総務課)
令和7年度土木研究所講演会を開催しました
令和7年10月17日(金)に東京都千代田区の一橋講堂において、「令和7年度土木研究所講演会」を開催しました。
今回の講演会では、「持続可能な社会を支える土研の挑戦」をテーマとしました。また、ポスターセッションや質問タイムを設けることで、参加者にも主体的に関わっていただく構成を目指しました。
特別講演では、建山和由教授(立命館大学)をお招きし、「建設改革とイノベーション」と題したご講演を頂きました。建設業界が直面する、就労者数の年々減少という厳しい現状に触れ、現在起こっているイノベーションによる今後の展望を述べられました。AIを活用した安全性向上、3Dプリンタ施工による人員削減、ICT・DXの進展による全量検査への転換など、先進的な事例やそれに向けた課題を示されました。(写真-1)
一般講演では、「土研のイチオシ!」と「スマートで持続可能な社会資本管理への貢献」の2つを講演会の柱として設定し、材料資源研究グループ、寒地水圏研究グループ、河道保全研究グループ、水災害研究グループ、流域水環境研究グループ、技術推進本部、道路技術研究グループ、寒地保全技術研究グループ及び橋梁構造研究グループの9グループの専門家から報告しました。(写真-2)
ポスターセッションでは土木研究所の研究者と直接対話し、理解を深めていただけるよう、最新の成果を中心に計18枚のポスターを用意し様々な研究成果を共有しながら議論を交わす場としました。会場は多くの参加者の関心が集まり、積極的な質疑対応が行われました。(写真-3)
講演の最後には、藪理事を座長として「スマートで持続可能な社会資本管理への貢献」の登壇者による質問タイムを実施しました。本質問タイムでは、会場およびオンラインフォームを通じて多くの質問が寄せられましたが、時間の都合で8件の質問に登壇者が回答しました。今後の展望についても意見が交わされるなど会場と一体となった活発な議論が行われました。(写真-4) 。
講演会当日は、さまざまな業種、分野から、会場で214名、ライブ配信で1678名の計1892名(前年度比18%増)の方々にご聴講頂き、盛況のうちに閉会することができました。本講演会の講演内容は、土木研究所ホームページで動画を公開する予定ですので是非ご覧ください。
<令和7年度土木研究所講演会ホームページ>
https://www.pwri.go.jp/jpn/about/pr/event/2025/1017/index.html
(問い合わせ先 : 研究企画課)









