土木研究所 構造物メンテナンス研究センター

組織・体制

CAESARは、橋梁のメンテナンスに関すること、土木構造物の地震被害の防止、軽減に関すること、橋梁の上部構造、下部構造及びその他コンクリート構造に関することの技術開発、研究を行います。橋梁の補修、健全性予測評価、点検・検査技術、また、設計施工や耐震設計、これらを統合する総合的な維持管理体系に関する専門技術者・研究者からなる総合力に富む組織です。また、道路管理者から緊急かつ集中的に高度な技術協力が求められる課題については、専従の専門対策ユニットを臨時で編制する等、柔軟性を有しています。

なお、橋梁に関して必要な研究のうち、土を含む材料の性質に関するもの、また、寒地特有の事象が主であるものについては、CAESARの方針・コーディネイトのもと、土木研究所の総合力を活かし、つくば中央研究所や寒地土木研究所からの併任職員と一体となり研究を実施したり、関連分野との連携を図りつつ課題の解決を図っています。

基本編制 :必要に応じた要員編制

研究ニーズへの機動的な対応とともに、橋梁分野の幅広い領域をカバーし、かつ総合的な取り組みを可能にするため、各分野(上部構造や下部構造等)を担当する上席研究員(4名)を配置。 それら上席研究員のもと、研究テーマに応じ必要な研究者を編制します。(従来の研究チーム制を改編。)

特徴 :総合的な研究体制

各分野を横断した技術的課題であり橋梁のメンテナンス各段階で必要となる「検査技術」、「予測評価技術」、「補修補強技術」や「管理システム」についての対応を考慮した編制です。橋梁の上部から下部構造までを全体系として捉え、複合化する事象、課題に対し総合的に研究できる体制で取り組んでいます。

専門対策ユニットの設置(臨時編制)

鋼橋の疲労等、道路管理者から緊急かつ集中的な対応が求められる高度な技術力を要する課題については、必要に応じて外部の専門家を招き、当研究員とともに専門対策ユニットを臨時で編制する等、柔軟性を有する組織としています。

メンバー紹介
CAESARに所属するメンバーをご紹介します。